*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

時差ボケがなおらぬまま ひとり時間差攻撃生活を送っている牛美。
午前4時半、夜が明ける頃眠くなり、9時頃まで寝る。
睡眠時間が少なくても生きて行けるもんだと、この一週間身を以て体験中!

スクーターの点検も終え、まずは北、北海道を目指します!


東京出発  宇都宮ー白河

7月6日

5日夜、牛美の旧友との再会に参加した奴豚は、すすめられるままにワイングラスを空けているうちにすっかりいい気分で、翌朝、そう! これから出発という朝に痛恨の二日酔い。。。

言われる前に頭痛薬やら胃腸薬を辛そうに飲んでいたが、雨にも負けず荷造り。
スクーターに積み込み、くくり付け、強くなる雨脚の中、出発。

おっといけない、任意保険を忘れていた。。 

   いつもお世話になっている杉並ホンダドリーム桜井さんに立寄り、愛犬ルナちゃん(シェパード)に会い、店頭にて保険加入。
桜井ホンダの小林氏は心優しく若くてハンサム、仕事きっちりの好青年。お世話になりっぱなしで感謝感謝。

             でもって、まだ雨。



View Larger Map
東北道で宇都宮まで。
佐野で高速を降り国道を快走。雨降ってないし。。。この辺。快適。

出発が遅かったので17時半頃着。
渋谷から宇都宮 152km也。

宇都宮の夜は 12種類の餃子を食す。美味しい。



7月7日


起床7時。
普段のおこないがいいのか晴れ
ホテルの和朝食を美味しくいただき、9時出発。
まずは 益子で釜やら陶器やらを見学。

茂木町にあるホンダが世界に誇るレースサーキット“ツインリンクもてぎ”へ。 ホンダの株主優待券で入園料ただ。

  でも 平日だし、まばらな人で サーキットでひとりっきりカートに乗っても、面白くなさそう。。。でもって却下。
ホンダのコレクションミュージアムでバイクや車をひとしきり眺める。
こないだのデュカティバイクのミュージアムを思い出すなぁ。
ホンダが航空機事業にも参入していたとは知らなかった。
最近のハイブリッド車といい、頑張れホンダ! 応援してるぞ。

黒羽城跡公園の紫陽花まつり



View Larger Map

宇都宮から新白河まで国道と山道を快走。
本日は 147km。






白河ー青森


7月8日

起床7時。 朝 雨。

雨脚が弱くなった9時半 出発。
カッパ着て完全装備でともかく北へ走る。






福島へ寄り 羽黒神社の大わらじを見てから仙台へ。



宿探しの途中で奴豚がつまらん事でぐちぐち文句を言い出し牛美キレる。。。路上で口論。 いやはや、いつになったら大人になる事やら。

黙りこくったまま 牛タン食して(喧嘩してても食べるものは食べる。。。)ひとことも喋らず読書して寝る。


View Larger Map

白河から福島に寄って仙台まで  155km



7月9日


朝方 大雨。

口数少なく 準備して9時出発。静かでありがたい。
仙台から北東方面へ。




日本で初めて砂金が出たという黄金寺神社へ立寄り雨の中お参り。
黄金寺と言うだけあって鳥居も金色。。。





奇岩で有名な 猊鼻渓(げいびけい)では 舟下りはせず、遠野へ行く予定を変更して、再び降り出した雨の中 北上(きたかみ)へ。
駅前にオープンしたばっかりのぴっかぴかなコンフォートホテルで値引きしてもらって豪華な部屋で読書して寝る。
終日雨で手がふやける。。。シワシワ~~

View Larger Map

仙台から北上川沿、きたかみまで 227km




7月10日

強風 でも 快晴。

北上市外にある「鬼の館」という鬼の美術館を訪ねる。
モダンなレイアウトの中にも、日本古来、東北地方に伝わる鬼伝説をうま~く実にセンス良く表現/展示してあり、とても楽しめた。

こんどこそ遠野へ。
気持ちのよい道をひた走って着いてはみたが想像とは少し違って実は少しがっかりした。「民話のふるさと」というだけあり、どちらかというとビジュアルよりも語り部の話をゆっくり聞いて巡る“見てまわる旅ではなく耳で聞く旅”でないと遠野の良さはわからないのだろう。。

強風に追われて 雲がいきおいよく広~い空を走り抜けていく。。。
バイクまで持っていかれそうな程の風。
雲行きがあやしくなりだしたので先を急ぐ。

盛岡を素通り、秋田へ入り、そのまま弘前まで来て、本日は時間切れ、、、というか 少々疲れて泊まる事にした。


View Larger Map
北上(きたかみ)遠野から盛岡、東北道の脇をひたすら走って弘前まで 350km


青森(弘前)ー函館


7月11日


弘前から青森まではすぐ。

急ぐ事もなし、途中田舎館(いなかだて)の田んぼアートを見に寄る。


見に来るのは今回で二回目。覚えのある田舎館の市庁舎の天守閣最上階から今年の田んぼアートを鑑賞。

これは、違う種類の稲を利用して田んぼに絵を描いているのだが毎年素晴らしい出来栄え。稲を植えるときにはどんな出来上がりになるかどうか、きっと心配だろうなぁ。

(右 は二作品あるうちの左側の絵でもうひとつはナポレオンだった



八甲田山をぐるりと回って青森入り。

近所の居酒屋の北海かにフェアーで焼きたらばガニを食す。
奴豚は夜分遅くにジョギングに出て行った。


View Larger Map

弘前から八甲田山を回って青森まで 90km




7月12日



トン君(我々のスクーター)の後輪とブレーキパッドを交換する為、在庫のあるバイクショップを探してネット検索と電話をかけまくる。
札幌のホンダドリームショップで交換、整備をしてくれる事になり予約。


11時35分青森港発の青函フェリーで函館へ向かう。


ハーレーで一人旅中の愛知から来た男性と北海道の魅力について立ち話。
青森からは青函フェリーと津軽海峡フェリーの二社があるが、青函フェリーの方が多少お安い。
我々は割引クーポン(10%オフ)を利用して片道6060円也。
約4時間のフェリーは揺れもせず快適。寝ッ転がって熟睡してしまった。



函館に着いたときは晴れていたが 洞爺湖へ向かう5号線で いきなり降り出した大雨にうたれてガソリンスタンドに避難。親父さんに「遠慮せずに休んでいきなよ」と言われる。
数日前は道路脇にとめて地図を見ていたら、追い越して行った車のご主人がわざわざバックで戻って来て「何処までいくの?」と聞いてくれたし、青森駅前でもおじさまがとても丁寧に道を教えて下さった。どこから来たのと、気さくに話しかけてくれて本当に皆さん暖かくて優しくて嬉しくなる。

洞爺湖では春夏は毎日が花火大会。
8時45分 移動する船から打ち上げられる花火が見事。打ち上げる「シュポッ」という音から散って落ちてくる「バラバラバラ」という細かい音までが静かな湖畔に響き渡る。連日とは太っ腹だなぁ。。。

泊まった大和旅館は ネット予約の際に、湖の見えない裏側の部屋、そのかわりお安い という節約プランのはずが、 女将の優しい計らいで、空いていた湖正面のお部屋を同じ料金で頂いてしまった。かたじけない、ありがとう。

夕飯は近所でラーメン。
またまた奴豚は夜更けにジョギングに出て行った。。。


View Larger Map
青森~青函フェリー~函館から洞爺湖まで 160km




函館ー旭(道北)


7月13日


雨は小降り。
折角の洞爺湖も景色はほとんど見えず。。

止んだ隙に多くのバイカーは出発して行ったが、我々は札幌まで急ぐ旅でもなし、ホンダショップの約束が14時なので 合わせてゆっくりめに出発。

途中、留寿都(ルスツ)の道の駅「230ルスツ」で食べた豚カツ定食が素晴らしかった。

衣がサクサクカリッとほんのり甘く、カツは柔らかで 脂身が程よい量でこれまたジューシーで 実にいいアンサンブル。あげたての熱々。
キャベツは多すぎず しゃきっとして 自分で胡麻をするのもこれまた良い。大根おろしまでついている。みそ汁の味もなかなかであった。これで980円。
ドライブインや道の駅と言うと ラーメンやカレーライス等 取り合えず空腹を満たせれば味なんて二の次、と勝手に決めつけていたのだが、ここで大きく覆されて大感激の美味しさだった。
ルスツは有数の養豚地。是非 お薦めする。

さて、豚カツの話でやけに興奮してしまったが、それから我々は札幌入り。
無事 トン君のタイヤもブレーキも交換し、日本一周 安心して走って来て下さい、とホンダのスタッフに見送られて すすきののホテルへ。

中之島公園脇を流れる豊平川緑地を雨の中1時間ジョギング。やっぱり走ると気持ちよい。戻ってロビーのコインランドリーで洗濯。


View Larger Map

洞爺湖から札幌まで115km



7月14日

ころころ変わる天気予報に一喜一憂。
今日は かろうじて晴れ!

稚内を目指して北へ。

直線道路日本一にて記念写真。

とは言っても 信号が多くて止まってばかりで直線道路と言うだけかも。。。それにしても直線道路は飽きるなぁ。


途中のひまわりの里では まだ早過ぎてちっともひまわり咲いてないし。。。
やっぱり今頃の北海道ツーリングは まだまだ寒いわ。
終日厚手のジャケットを着ていた。



途中 こんな変わったカップルにすれ違う。

たけうま??? なんでまた??

「どこまでいくの~~?」 と聞いたら 「鹿児島!」という元気な声が帰って来た。
「私たちも!」  「じゃぁ、向こうで会いましょう!」 と別れたが、彼等の旅はいったいどんだけかかるのだろうか。。。 それもかなりクレイジーで面白いじゃない。


札幌から遠別近くの旭という温泉、一軒しかない温泉宿の看板にライダー素泊まり二千円というのを見つけて行ってみた所、これがまた素晴らしい温泉施設。内風呂、露天と思いがけない立派な建物に少々面食らいながら ゆったりさせて貰った。


View Larger Map

札幌から旭まで270km



7月15日~17日   道北から道東へ


7月15日

朝から大雨。

道北の旭温泉の露天風呂にて朝風呂を浴びて雨の中を出発。
雨だとバイクを下りて観光しようという気もおきず ずんずん走ってしまう。
道は一直線にどこまでも続くし。。。
                       (右)道路脇に並ぶくるくる達
      

流石に寒い。。。

稚内の海産物市場にて昼にする。


左)ぶっかけ丼  右)鮭親子丼  (値段そのものは特に安いとは思わない、違いは鮮度?)




日本最北端 宗谷岬  もち雨の中。
景色なんて な~~んにも見えません。

ぐるっと回って紋別まで雨の中走ってしまう。
あまりの寒さにさっさと港の正面に立つ立派なホテルに即チェックインしてしまう。高くても仕方ない。
お風呂を入れて取り合えず冷えた身体を温め、ほっと一息。。。

どうした? 北海道。異常気象か? 寒すぎる。


View Larger Map

旭温泉から宗谷岬をまわって紋別まで 345km




7月16日


やっと晴れた。でもすごい風。豪風とでも言うか。。。
バイクに2ケツ(二人乗りのことね)でも風にとばされる程。

      紋別のシュールな蟹の像まえでパチリ。  




     母の生まれ故郷に立ち寄る。

      今は看板だけ残る駅のホーム。







晴れても寒い。
昼になんでもない普通の飯屋でホタテフライ定食を頼む。
流石にホタテの産地。厚みが4センチほどもあるふっくらしたホタテの甘~いフライに驚く。ホタテって本当はこんな味だったね。感動。


View Larger Map

牧場や海岸沿いを網走まで。150km




7月17日

天気予報は晴れだったくせに朝から雨。
そうなのだ。天気予報は確かに回復の予想だったのだ。
大雪山系で亡くなった方だって 我々同様、予報を信じただろうなぁ。本当に強風で、地元の人も異常だと言っていたのだから。。。 


網走から知床を通って 露天風呂にでも入って行こうと予定していたところが、知床に近づくほど じゃんじゃん降ってくる。

知床近辺には無料の露天風呂が各所にあるので楽しみにしていたのだが、この雨では風呂どころじゃないわい。。。

この地のはての宿の奥庭に無料の露天風呂がある。
野生の鹿を見ながら湯船でゆったり。。。 のはずだったのに。





こんなに降られちゃ、網走に戻ろうかと思いながら 雨宿りに寄った道の駅で峠の反対羅臼側は晴れているという情報を仕入れて、半信半疑ながら 強い雨と霧で視界ほぼゼロの知床峠を越えてみたところ。。。

           (右) 視界ゼロの知床峠。。


  

     青空。。。?


   嘘のように晴れていた。

そして感動の虹。。。 今までずぶ濡れだった分のご褒美のような美しさ。





左) 今越えて来た知床峠に雨雲が流れる姿。      右)海の中の露天風呂
   

標津まで頑張り 念願の開陽台へ360度の地平線を見に行く。



   夕暮れ直前の 開陽台 


それにしても 今年の北海道は例年に比べて とても寒いらしい。

我々の場合はよっぽど普段のおこないが悪いんだろうなぁ~~と 人生反省。。


View Larger Map

網走から知床峠をまわって 標津(中標津含む)まで 350km



標津ー釧路

7月18日 

朝のうち曇り。
   予報通りか?? 午後から雨だそうだ。

早くに標津を出て 走れるだけ走ってしまおう! 
  ちなみに昨夜の宿も道路脇の看板に素泊まり2500円と書いてあったのを頼りに行ってみた。安く泊まれる時は利用せねばね。
今回の旅では 東横インが使い勝手がよく、メンバー登録して特典をフル活用している。便利で安めでありがたい。

さて、曇りでとてもとて~~も寒い。
走っているうちに手足が凍えて もう北海道一周なんてどうでもいいからさっさと本州へ戻ろうよ、、と思ってしまう。




根室をまわって納沙布岬へ。

「北方領土返還」の看板がやけに目につく。
晴れていれば見えるのだろうから 実感も湧くかもしれんが、なんせ曇りで何も見えない。。。 一応、返還!に署名してみた。





花咲蟹は鮮やかな紅色。大きなので3000円程度かな。
市場のほうが安い。     

                  (右)蟹ラーメン千円也。 蟹 脱走中の図。。。

      





 岬には なにげなく座礁船がそのまま投げ出されっぱなし。。





   座礁船の近くには ラッコのクーちゃん。お昼寝中。
   波に揺られて ぷかぷか 気持ち良さそう。


 釧路川からこっちにお引っ越しだそうで。。。 




View Larger Map

標津から根室を回って釧路まで 350km


7月19日


釧路でのんびり。

天気予報が終日雨だったので もう雨の中を走るのに嫌気がさして 釧路に連泊決定。
朝から強く降っているので部屋で読書やら洗濯。
小降りになった昼に 和商市場で勝手丼を食べる。
    

勝手丼とは:まず どんぶりご飯を買う。
あとは市場内で好きな店の好きな物をどんどんトッピングしてもらい 自分好みの丼を完成させる丼のこと。 ちょっと楽しい。

夕飯を美味しく食べる為に 1時間程小雨のなかジョギングに出た。



   釧路川。 

 寒いですよ~~。冬のジャケット着込んでます。





そして夕飯は。。。 魚政の「さんまんま」500円。

     


その後 近辺の炭火焼居酒屋にて もうもうと煙にまかれながら釧路の魚と牡蠣などを美味しくいただきました。



 

連泊した釧路をあとに北見へ再北上

7月20日


雨。。。? いや、雨は降ってない
晴れ間さえ見える。あぁ嬉や。


風強く寒いので、厚手のタイツの上から膝丈の冬様ソックス履いて、ババシャツ&長袖Tシャツの上にタートルネックの厚手のシャツを着、さらにマフラー巻いて、ジャケット着て これにて冬装備完了。7月ですよ。。。 こんなに着たらいちいちトイレに行く度に時間かかって仕方ないわ。


釧路湿原の展望台に登っても あまりリアクションのない我々二人。。。

霧の摩周湖は 濃霧で そこに湖があることさえも判らずに有料駐車場の方に「霧の摩周湖だべさ」と言われて頷きながら通過することに。




川湯温泉の足湯に立寄り 凍えた足を温めるも熱過ぎて釜茹で状態、  牛美はタイツの御陰で足湯にはつかれず。。。 

奴豚は茹で蛸同様に真っ赤に暖まった御陰でぬくぬくツーリング。





屈斜路湖畔、コタンのシマフクロウ代弁人 小川さんの作った絶景の露天風呂に入れてもらう。

これは気持ちよかですよ~~。無料。





美幌峠も濃霧と強風で寒くて、景色見えず。
北見まで 一面のネギ畑をひた走る。ネギのいい匂い。
結局 雨 降り出す。。。



北見産のたまねぎサラダをつまみに やっぱ冬は熱燗でしょ!
  (冬かいね。。。? )

 ちなみに 写真の小鉢はたまねぎサラダではありません。

北見の花火大会の夜。寒過ぎて花火に興味湧かず。。。






View Larger Map

釧路から摩周湖、屈斜路湖を回って北見まで230km



7月21日

北見から旭川へ

分厚い雲に覆われ。。。 雨降るかなぁ~~という天気。

本日も完全防備。でも足湯に備えてタイツはやめておく。

あまり見所のない道で長いトンネルをいくつもくぐりくぐり 丸瀬布で滝を見に。途中にあった公共温泉施設「やまびこ」で貸し切り状態の温泉を堪能。
奴豚はロビーに置いてあったマッサージチェアーがいたく気に入った様子で、しばしへばりついたまま離れず。

お風呂を出た直後に雨が降り出す。


旭川はなんだか色々な匂いがした。
あれは製紙工場の出す匂いなのかなぁ。。?

ネットで選んだ宿が おおハズレで、チェックインした直後に強く後悔。古いだけなら我慢も出来るが 壁に染み付いた煙草の匂いが強烈過ぎ、バスルームのシャワーカーテンの匂いもあまり良くなく 意気消沈。。。 せめて宿が安かった分 熱燗でも。。。というワケでこちら。



View Larger Map

北見から旭川まで235km






7月22日


皆既日食だそうだが 厚~~い雲でとてもじゃないが見られる可能性は皆無だろう。それに北海道からでは見えても部分日食だそうだ。

昨夜のガッカリ某ホテルの名前を明かしてしまおう。
旭川グリーンホテル別館という。(よほどの理由がない限りここに泊まるのは“個人的に”やめておいたほうがいいと思う。。。が、これって営業妨害?)




糠平温泉でとても気分よい露天風呂(日帰り500円)に入れてもらう。滝のそばで緑にかこまれ素晴らしい。


   然別湖畔の足湯    

午後 天気回復。
広い帯広平野を走る頃は晴れてきた。

旭川から帯広まで 223km


View Larger Map


7月23日


曇り。

帯広から襟裳岬をぐるりとまわって苫小牧まで行くのだ。




   襟裳岬前でフンベの滝に会う。豪華な滝だ。









   


襟裳岬で次第に雲が晴れて来る。



岬めぐりランをしていらっしゃる安助ママさんにお会いして記念写真。
小柄な方。列島岬めぐりをしていらっしゃるそうだ。
連日40キロ。北海道は75日程で一周される予定。
素晴らしきランでありますように!

     



帯広から苫小牧まで228km


View Larger Map


7月24日

苫小牧から富良野へ。


日高でディープインパクトのお散歩を見学。現在はこの地で優れたDNAを残す為スタリオン生活中。それにしても見れば見る程 立派で美しい馬。







富良野のラベンダーは 実は町一面がラベンダーだと想像していた牛美にとってはちょいとガッカリの ごく一部の畑だけだった。
それでも富良野の町全体に ハーブと緑のいい香りが漂っている。


昨日までとはうってかわって気温が10度も上昇したので 調子が狂う。
厚着していたら汗だくで気分が悪くなり 途中のパーキングエリアで衣替え。脱ぎ脱ぎしてやっと落ち着く。

晴れ間はそうそう続かず、夕方5時 宿にチェックインした途端に雨が降り出す。



苫小牧から富良野を通って再び旭川まで。(今度はいい宿) 328km

View Larger Map


7月25日~26日
   夕張 札幌 小樽 余市 奥美利河




夕張といえばメロンでしょ。
富良野でもメロンに心引かれ、さくらんぼも横目で見つつ、思い切って(大袈裟な。。)夕張メロン ゲット。
食べごろ一個500円也。

買ったはいいが二日持ち歩き、温泉宿で他の泊まり客さんと管理人さんとで一緒に美味しく頂いた。熟し過ぎではあったが実に美味。素晴らしきかな夕張メロン。






札幌。
往路ですすきのを散歩しただけだったので、今度はサッポロビール園でジンギスカンを食す。黒生をぐびぐび。お腹一杯になっても不思議と翌朝はすっきり軽かった。
トラディショナルラム肉よりも生ラム肉の方が美味しかったなぁ。ニンニクは欠かせません。



     

小樽。
朝から雨で長居せず 北一ギャラリー近辺を散歩。
蛍光色のカッパの二人は 異様な目で見られていた。ち~~と恥ずかしかった。
そして 運河沿いで記念写真。
北海道には中国からの観光客がとても多い。どこへ行っても中国の団体さんに出会う。ブームかな。。?



余市。
ニッカウィスキーでその名を知られた余市の町。
見学も試飲もタダです。ガイドツアーに英語はないので個人見学でのんびり静かな敷地を散歩しながら、要所要所で英語のビデオでウィスキーがいかにして作られるかを勉強。種類の違うウィスキーの香り比べで すでに酔ってしまいそうだが、なんともい~い香り。運転手の奴豚は香りだけね。(舐めたくらいか?)
試飲ですっかりいい気分の牛美。




強い雨に降られて長万部を越え、いい加減辛くなった頃にやっと今夜の宿、「奥美利河温泉 山の家」につく。
ここはえぇとこだぁ~~。 思いがけずに良かところだった。
携帯の電波も届かない山の中。静けさと濃い霧と森の匂い、うぐいすの声、狸達。



ここの温泉は素晴らしい。特に露天は幸せを感じる。ぬるめでゆっくり入っていられ、お湯は柔らかく ともかく綺麗だ。
管理をされている清水さんとの出会い。
ウィスキーを御馳走になりながら色々と話をさせていただき すっかり昔からの知合いのような気分。67歳には見えない引き締まった身体で身のこなし軽く、「幸せの黄色いリボン」の高倉健を彷彿させる。
翌日、見えなくなるまで手を振って見送ってくれる清水さんに 目頭熱くなる。
次は自分の家に泊まれと言って下さった。是非 またお目にかかりに来たいものだ。
こんな人と人の距離を縮めるような そんな酒は 心のそこから いいなぁ~と思う。





     「奥美利河温泉 山の家」の詳細はhttp://kurplazapirika.com/okupirikaonsen/yamanoie.html

  出発前、清水さんと記念写真。

  もし、どなたかここへ行く機会があれば、是非 清水さんに宜しくお伝え下さい。
携帯もネットも繋がらない場所で、このブログをご覧になることはないと思うので。。。


View Larger Map


View Larger Map
札幌~小樽~余市~積丹半島~長万部~ピリカ 274km


我々が見た絶景の北海道 一挙公開!

   


めったに見る事が出来ない 雨と濃霧の北海道。

   こんなに徹底的についていない旅人も珍しいのかもしれないから、逆に貴重(?)な 写真のかずかず。。。







      峠に行く度 この景色かいね。。。











   長い橋は 途中から先がみえません。。。






憶えてますか? 愛国から幸福駅への切符。。。

幸福インターチェンジもこんな雲行き。







   襟裳岬。 岬の景色もいつもこんな感じ。。。







 

 走っているときもこんな景色。
  
  これはこれなりに かなり美しいと思う。
     、山 見えないし。。。






   これも途中から霧に消える橋。 
       
      美しいと思う。





          半島も霧にむせぶ。。。










 沖に浮かぶ島も テッペンが隠れてますわ。。。







 こちらの岬も。。。  

        もう霧の景色は十分堪能いたしました!







 北海道はいつもこんな景色でしたわぁ。。


残念ながら 絶景の海も山も 爽快な道も未経験のまま 北海道ツアー 終わります。






北海道最終日の7月27日


長万部の近く、奥美利河を出て 函館までぐるりとまわる。

途中、まだ午前中 晴れ間のある間にチャリダー君とコンビニ前で立ち話のついでに記念撮影。(結局この直後からまた大雨だった)
話題はなんと言っても天気。雨に泣いたお互い様だ。
青森のねぷたに合わせてフェリーで下ると言っていた。無事を祈る。

       



チャリダー君達は主にテントかライダーハウス泊。天気と体調に左右されるから必ずしもタイムリーに宿が見つかる訳もなく。。。
そんな時はバス停が嬉しい一夜の小屋替わりになるそうだ。 右→バス停の小屋
若さって素晴らしい。
ちなみに彼は 昨夜雨にたたられ 長万部の駅付近で野宿だったそうだ。頑張れ! チャリダー!!


View Larger Map

7月28日



ほとほと我らが日頃の行ないを反省すべく、、、

  函館出発の朝、  晴れていた。。。

    あれほど願った青空。
      去る日に晴れるとはね。






  北海道の思い出は 雨と霧。

     残念ながら いい思い出は 極めて少ない。

        はっきり言って北海道の印象は。。。

          予想に反して がっかりだった。


28日 函館から青森へフェリー
        そのまま秋田まで爆走。284?


View Larger Map


7月28日 フェリーで青森に着いたのは午後3時半。
そのまま泊まらず まっしぐらに最短距離を秋田まで結ぶ。



  小雨はもう今更 気にならない。

 秋田の居酒屋にて はたはた寿司と比内地鶏の焼き鳥を食す。
 秋田の祭りの練習中であった。


       青森から秋田まで 284km





7月29日 

秋田から新潟へ

東北と北陸は以前にも何度かツーリングしているので 今回の旅では はしょってしまう箇所。敦賀までは急ぎ気味にどんどん南下している。

   それでもコースは山よりを選び、鳥海山の勇士を見ながら気持ちよく走っていたら また雨。。。

左) 鳥海山               右) 栃尾名物揚げたての油揚げ
     


調子良く走っていて ひと休みした道の駅でふと前輪に大きな釘がささっているのを発見! 「あっちゃ~~」
焦ってガソリンスタンドで無事パンク修理をしてもらい トン君元気に復活。 良かった良かった。。。

左)釘が刺さって痛そうな前輪。。。   右)修理して緑の絆創膏を貼ってもらった図


           

そんなこんなで 秋田から新潟まで一生懸命走って 334km

小料理屋さんの刺身5点盛り。なかでも「きす」の刺身がウマかったなぁ。。。 キーンと冷えた地酒で 控えめに一杯。


View Larger Map



7月30日


日本全国の地図(バイカーの愛読書「ツーリングマップル」)を持ち歩いているが、なかでも東北の地図だけ10年前に購入したもので、新しい道が出来ていたりで迷う。

迷い迷い遠回りをしながら 今日もひた走って新潟から富山まで328km 流石にお尻が痛くなる。。。

富山でほたるイカと思ったが、白木屋で安めに刺身で熱燗。


View Larger Map

7月31日

富山から敦賀へ行く途中、白川郷へ寄る。
初めていいお天気。なんて気分のよい山道だろう!
トンネルとスノーシェッドの繰り返し。ダムや湖を回り込んで軽やかな快適ワインディング。



白川郷へ来たのはこれで二回目。
冬の白川郷も見てみたいところだが、なんせ道が閉鎖されるのでなかなかむずかしそうだ。
まだ観光客が少なく、穏やかな白川の合掌の村であった。



敦賀の夜は静かだ。「へしこ」というサバのぬか漬けを食す。
好きずきだろうが 美味しかったぞ。

富山から白川郷を回って敦賀まで320km
左)敦賀(若狭湾の魚)の大きな魚市場にて歩きながら色々試食。うふふ。。。  
  これ全部で一万円でいいよ! だって。。。 



View Larger Map




おっといけない ブレーキトラブル


8月1日

敦賀の大きな魚センターに寄って出て来たら あら!雨じゃぁありませんか。予報通りか。。。ガックリ。 強く降ってくる。
紀伊の松林も早々に宿の予約をしてある鳥取を目指して、舞鶴方面へ向かうも路面が濡れているのでノロノロ。




途中通過の小浜市は予想通りのOBAMA効果。?
余りにも思った通りのオバマぶりに苦笑しながらも嬉しくて写真。

(I ♥ OBAMA 印がいたるところに。。。)



ヘルメットを叩く雨の音にいい加減慣れて これも修行!と自分に言い聞かせていた頃に、あれあれ?! なんだか前輪から異音が。。。

 どうもブレーキらしい。すり減っているようだ。

舞鶴のホンダを見つけて行ってみたが、ローカル店ゆえ、ブレーキパッドはお取り寄せ 三日程度かかる模様。
じゃぁ仕方ない、100キロ離れた近隣の大都市京都へ向けて進路変更。 

雨脚が弱くなり始めた国道をひた走る。

ホンダがなかったら、ホンダがあってもパーツがなかったら。。などと考えて気持ちはブルー。。。

9号線を左右キョロキョロしながらホンダショップを探して京都へ向かっていて、「あった!」ホンダウィングショップ! Super Nessy KOTANI。
神の助けか ブレーキパッドもあり その場で修理完了。
オーナーの小谷さんとバイクについて長々と語り合う奴豚。
古いモデルの話に花が咲き長居してしまうが、小谷さんのご親切と手際の良い整備の御陰で、タイムロスすることなく 我々の旅は続行可能に! なんとありがたい事だろう。 ご親切に色々とありがとうございました。 
沢山の方の優しさのうえで成り立つ我々の旅である。。。 感謝。


ちなみに小谷重夫さんはトライアルの全日本チャンピオンにもなられた方。そして他人のウェブの検索で知ったのだが 阪神大震災の際、京都から救援物資を満載したバイクで何度もピストン運送をされて、被災者に物資を届けたという人間の鏡のような心優しき方である。
我々の品川ナンバーを見て、何か問題があったら連絡してみてや、と仰っていただいたのも頷ける。 ありがたいことだ。。。

「無理するな」 の 言葉が心に響いた。。。



左) すり減ったブレーキパッド     右) 新品ブレーキパッド
    

予定外にも折角京都に来たのだから、と、2泊してみた。

少々疲れも出て来た頃だし、ちょいと寝坊もして、二日目は京都ジョギングツアーをしてみた。
駅前から京都御所を始めとし、ぐるりと右回り、約20キロ程度の範囲をゆっくり走った。平安神社、熊野神社、清水寺 等々、走っている方が歩くより暑さを感じない。
今までジョギングしていなかった分、十分堪能出来た約5時間の観光ジョギングに身も心もリラックスして楽しめた一日であった。

途中で貰ったうちわとアクエリアスを手に京都御苑の砂利道を通過。
    


角を曲がる度に神社仏閣に出会う。あちこち寄り道でお礼参りのジョギングは続く。。。
    





View Larger Map

8月に入り やっとキンチョウの夏、じゃなくて 日本の夏らしき夏を感じ始めた。連日の長雨、北海道の梅雨(そんなもんない!) に 気持はすっかり黴の生え始めた頃だったので、晴れ間が嬉しくて嬉しくて仕方ない。

8月3日 京都を出て 二日遅れの予定を取り戻すべく鳥取へ進路を取る。
ブレーキの不調を訴えた場所まで戻る。(やむを得ず高速を走る)
舞鶴まで舞い戻って、出直し!
天橋立を見に行くのだ!!!!!  
と 意気込んで向ってみたのだが、う~~~む、何というのだろう。   「言葉がない」

天橋立はご存知だろうが日本三景である。
雪舟が描いた画が有名で 青い海の上にまるで橋のように緑青く松林が続くことからついた名前であるのだが、どうだろう??? 雪舟が見た時と「今」とはまったく違う景色だろうと思いたい。

私が見た天橋立は 海水浴客でごった返す江の島のビーチのようであり、海辺のキャンプ場のようでもあり、海の水は濁って汚らしく、行楽客の家族連れでごった返しており、青い海に浮かぶ緑の松はかわいそうなほどみすぼらしく、橋に見立てた雪舟の思いとはまったく別物であった、と思う。

左)人のいない所を探して取った天橋立の松。
  この1?ほど横は人でごった返していた。

申し訳ないが、何故 海水浴客に開放せねばならぬのか、景観を保つ努力をしないのか、それなりの理由があるのだろうと思うが はっきり言わせていただければ「せっかく遠路はるばる行ったのに ものすごく ものすご~~くガッカリだった。。。」もう一度言わせてもらおう。天橋立という素敵なネーミングなのに「それはそれは 気落ちするガッカリだった」。

下左)
雪舟はこの神社が立つ丘の上から見た天橋立を絵に描いたのだろうと言われている。
     下右)城崎温泉はい~い感じの温泉街であった。宿の予約をしていなかったなら是非泊まってみたかったので残念。

         


そんなガッカリ感を引きづりながら鳥取砂丘も ぜ~んぜん期待しないで行ってみた。夕方、もうすっかり夕暮れて、穏やかな砂丘が見事に広がっていた。

          
夕日は残念ながら見られなかったものの、ある意味期待をいい意味で裏切ってくれ、こちらはたいそう素晴らしい景観であった。
鳥取砂丘、是非 一度は見てみるもんだ。

京都から鳥取まで 333km


View Larger Map

8月4日(火) 鳥取から倉敷へ

中国山陰へ来てから進路は北南北南と地図で言うと上下上下の移動になり、かなり細かく見て回っていると言える。



途中 鴨親子の横断に一時停止。

   (道の真ん中にいるのが親子ご一行様)





鳥取を出て因幡の白ウサギで有名な白兎神社に寄る。
どんな話だったっけなぁ、と 半分以上忘れてしまっている。
ガマの穂で赤裸のウサギを包んでやるんだったっけ、ぐらいは憶えているが話の結末はウサギの恩返しだったっけ???
     (後でネットで検索します)


さて、この神社の土台には 菊の御紋のついた土台石が六つ使われている。
はっきりした事は解っていないのだそうだが、菊の御紋ということは天皇家と関わりが深かったことに違いないだろう。
由緒正しい神社なのである。



日本一周 神社仏閣を巡るお礼参りの旅である。
実生活ではあまり気にする事もないだろうが、日本の文化風土というものは宗教(神や仏)に密接に結びついていて、日常生活やら慣習やら、祭りや一年のリズムというものはこれらなしには考えられない程、とても信心深い国民なのであるなぁ、、、と再認識するわけである。 知らず知らずに、それほど沢山の鳥居と寺を我々はくぐっている。


ハワイ温泉(正確には羽合)を過ぎ、大山(だいせんと読む)をぐるりと回る込むも 雨と霧。




ゲリラ雨というのか、極地的に激しく降られて 民家の軒先で雨宿り。 → かなり大粒の雨。。。




大山神社の参道をゆっくり歩く。緑美しい長い石畳。美しい。。。

ひなびた温泉 真賀温泉で一汗ながして倉敷へ。

        


倉敷の蔵町は どうも私には映画のセットのようで イマイチ違和感を感じるのだが、それでも美しい町の一画だった。
夜と翌朝にも散歩して 十分堪能してきた。

地魚ままかりを食す。ししゃもより少し大きめの身の柔らかい小魚。
ままかりの名前の由来は 余りに美味しくてまま(マンマ=白米)を平らげてしまい、それでも足りなくて隣にまま(マンマ)を借りに行った程旨かった、ということから来ている。


倉敷の倉街一画に星野監督ミュージアムがあったので行ってみた。
ショップに売られていたカードの「星野語録」のひとことひとことがイチイチ頷けるので写真におさめてみた。拡大でご覧下され。


鳥取から倉敷まで 260km



View Larger Map

毎日毎日 違う宿に泊まる。

いったいどうして決めているのだろうか???
  。。。。。。。。 と 思われる方もいらっしゃるかも?

7月初めにこのバイク旅に出た当初は かなり行き当たりばったりで、走れるだけ走って疲れたらそこいらで探して妥当な宿に泊まるというスタイルを取っていた。これは数年前に東北を旅した時のスタイルであり、結構うまくいったのだが、幸か不幸かネットの発達で情報が有り余る程入ってくるので 接続がある限り牛美は連日、何時間もかけてお得な宿の検索をすることになってしまい、(やり始めると凝る性格の為)連夜3時間以上もマックとにらめっこで肩こりを感じ始めた頃、ビジネスホテルチェーンの「東横イン」と「コンフォートホテル」に出会った。

東横インは あの東急東横さんとは無関係のタケノコの様にビジネスをにょきにょき伸ばして日本全国網羅、制覇を狙っている安価のチェーンホテル。使い勝手は申し分ない。我々に必要なものが全て揃っている。
コンフォートホテルは最近強気展開中のアメリカ資本のチェーンだが、値段設定はかなり庶民的。金曜割引や当日割引もあって、これも便利な立地にあり、サービス内容は東横インとほぼ互角である。

この両者のホテルの客層が違って なかなか興味深いのであるが。。。

この2社が我々の強~~い味方になってくれているので、旅程がおのずとこれらのホテルからホテルへ渡り歩くような計画になった。

どちらも価格的には一泊(二人で)6千円~7千円で朝食ビュッフェ付き。日曜祭日割引だと4千円台。

きょうび、下手な民宿に素泊まりするより、はるかに安い。
以前 ビジネスホテルと言うと、足の踏み場もないほど狭い部屋に小さいベッドがひとつで窮屈に寝泊まりしたイメージを抱く人は 申し訳ないが今や昔話である。部屋は決して広くはないが、大きなベッドと毎朝ヨガが出来るスペースが確保可能で、荷物はベッドの下に収まり、ネット接続無料、冷蔵庫と湯沸かしとシャワートイレが標準装備。コインランドリーもあり、大変便利な宿になっている。
当日キャンセルが可能なのも利点。
東横インは午後4時、コンフォートホテルは午後8時まで、同日キャンセルしてもキャンセル料が発生しない。


車の旅と バイクや自転車の旅の一番大きな違いは、車旅の場合は 目的地に着いてからが旅の始まりである事が多いが (一部の走り屋を除く)、バイクやチャリの場合は旅の醍醐味は移動そのものであり、目的地は往々にして 単に寝床である場合が多い。
我々の場合も A地点からB地点へ移動する途中が旅そのものであり、目的のB地点に着く頃は疲れ果てて今宵の宿近辺の観光すら出来ない事がほとんどである。


その他おすすめホテルとしては ルートイン、ドーミーイン(共に温泉浴場あり)、スーパーホテル、旅籠屋がある。






倉敷 ~ 下関


8月5日

倉敷の町を早朝今一度散歩してから出雲へ向けて出発。

 最近降った大雨のせいであちらこちらで通行止め。
 こっちへ行って通行止、あちらへ回ってまた通行止で 行きつ戻りつ、小道山道専門でルート探しも楽じゃない。そして来た道を大幅に戻るというのは精神的にくたびれる。。。

道路工事が至る所で行なわれていて 片側通行も大変多い。



吹屋へ寄ってみた。八つ墓村の映画で使われた家があるそうだが、昔からの家並みを保存しているので たびたび映画の撮影で使われているようだ。というわけで ここも倉敷同様 映画のセットのような気持ちになってしまう。ただ、だ~れも居ないので不思議な感覚。皆さん普通に生活なさっておられるようだが なんとも静かな町であった。

倉敷から出雲市まで 260km

出雲の夜は あご(トビウオ)の南蛮漬で熱燗。


View Larger Map



8月6日

出雲大社へ行き、宍道湖をちらりと見てから須佐神社へ。
実はジプシー旅に出る前にさるお方から(神社と同姓のお方)ここのお札をいただき持ち歩いていてボロボロになっていたのでこれは良い機会、御礼と新しいお札を頂きに、というわけ。

       
     左) 出雲大社            右)須佐神社


天気は 雨が降ったりやんだり。
         
    好きだなぁ~ こんな景色。
       日本の美しき景色
         川には鮎を釣る人達







     

そう、今日は8月6日 広島原爆慰霊式当日。
  灯籠流しを眺めながら 冥福を祈る。 出雲から広島まで254キロメートル


View Larger Map    
 


8月7日


広島から山口へ

少々旅の疲れが溜まって来たようで寝起きが辛い。 


よっこらしょと起き上がり 宮島を遠くに見ながら岩国で錦帯橋と岩国城を見学。






その後 津和野へ行ってみる。
津和野って いいところです!
町の入口に大きな大きな鳥居があり、それをくぐって町に入る。
川や堀には鯉が泳ぎ白壁で落ち着いた雰囲気のあるところ。



      

疲れが出て、早めに新山口駅前のホテル入り。
疲れている時にはジョギングが一番の特効薬! 
川沿いを往復。蛇がいたり、シロサギが乱舞していたり、大きな夕日に見守られながら1時間強走ってすっきりしてから控えめな町の居酒屋で一杯。
 
本日の走行距離は230キロメートル。




View Larger Map

8月8日

山口から下関

夜中に珍しくホテルの隣人がうるさくて寝不足。またまた起きるのが辛い。。。

萩の町を通って下関まで走るが ど~も疲れて 歩いて見て回ろうという気になれず。風情のあるいい町なのだが、バイクに乗ったままのろのろと市内を回って見た事にしておこう。



今日もいい一日をありがとう。

下関着。
ジョギングに行く気も失せてホテルでネットしたり仮眠取ったり。
元気回復していざ夕食へ と思ったが 下関の繁華街はあまりチョイスがない。?? 町の規模小さくない???

居酒屋二軒から満席で断られたあとに見つけた居酒屋は、多分ここに入れなければ食いっぱぐれるかと思うくらい、ほかにはあまり店はなかった。Snack系列ばっかりなんだもの。

遅く入店した御陰で大サービスのうに一箱700円にありつく。
さざえのつぼ焼きも一個余分にサービス。
今日はもうお客さん おしまいなのかな???
気を良くして 熱燗二合をふたつほど。。。
   

山口から下関まで 235キロメートル


View Larger Map


とうとう九州まで来ました!

なかなかタイムリーなブログ更新が出来ない、というのも奴豚が片時もマックから離れないからである。
使わせてもらえない。。。 



8月9日

下関から福岡(博多へ)



関門トンネルを通って博多駅へまっしぐら。
トンネル内はかなり暑く、これならば高速で上を行けば良かったかな?と少々後悔。。。 海底部と書かれたトンネルの中央部を通過しながら、トンネル外部の様子を想像しながら早いペースで通過。




下関から博多駅までだと 都市から都市の移動で、車の多さに閉口する。回り道はほぼ出来ないと思っていい。仕方なくブレーキを踏み踏み少しずつ前へ。






途中 「幽霊坂」と呼ばれる道を通ってみた。
我々の他にも何人かが その幽霊ぶりを確かめに来ていたので、じゃご一緒に。。。というわけである実験を。。。
一見して下っているように見える道だが、実は傾斜は登りであるということなのだが、缶ジュースやボトルを転がしてみるも、そこまで傾斜が顕著ではないので予想ほどはうまく転がらない。宣伝文句は「下り坂なのに缶を転がしてみると登ってくる」というもの。
逆から見るとその傾斜事情が良くわかる。一瞬の錯覚とはこんなものか? 

博多駅前はたいそうな繁華街で、ヨドバシカメラへ寄りカメラのバッテリーを新調し、ブックオフで本を買い、もつ鍋に明太子、そして締めの豚骨ラーメンを食して 腹一杯で寝る。
親不孝し続けの我々にとっては親不孝通りはバツが悪いので避けてみた。

下関から福岡まで 124km


View Larger Map





8月10日

博多から長崎へ

7時起床。ヨガして早めに朝食を済ませ出発。
ロングストレッチの予定なので 途中止まらず先へ先へと進む。

海岸沿いは渋滞だ。空いた道を選ぶのに苦労。
佐世保は通過。ハウステンボスを横目に、大村湾を見ながら空いた道を飛ばしてさだまさしの「君が帰ってくる」を口ずさみながら長崎へ入る。(いい歌です。。。)
長崎と言われて『チャンポン、皿うどん と さだまさし』しか思い浮かばないというのもとても悲しい。。。

美しい海岸線を走ろうと思うも、実際 日本の海岸線は発電所やらセメント工場やら 各種の大型工場の煙突ばかりで なかなか美しい景色とは出会えない。

山に入ればダム、さらに建設中のダムか新しい道路の工事現場、、、と なかなか日本は忙しい。。。あちこち刻んで切り崩して、いったい日本にいくつダムと発電所があるのだろうか??? と 調べてみた。
ウィキペディアの抜粋で申し訳ないが、日本全国にダムは2900~3045カ所あるそうだ。原子力発電所は19カ所。建設中と計画中がさらに3カ所。火力発電が82カ所。風力発電が17カ所。
走っていると一日少なくともひとつ以上のダムに出会う。
どこもかしこもダムだらけである。。。
そして土砂崩れが起こったらひとたまりもないな、、と思う立地に立っている家々のなんと多い事だろう。
あそこに家を建てるとしたらよっぽどのガッツがないと無理だろうなぁと感心するような場所。。。


本土最西端にて記念写真。
最北端、最東端、今日が最西端で 残すは鹿児島の最南端のみ。

長崎へ着いた時に めずらしく奴豚が「いい町だね」とつぶやいた。珍しい事である。
三方を山に囲まれ もう一方は海。段々になった町並み。路面電車が走り なんだかほっとする町だったので気に入って二泊することに。
雲仙へも行きたかったし、すこしペースを落として ゆっくり休みたかったし丁度良かった。



長崎の夜景は主張せず、おごそかでいい感じです。。。
あ、もちろん「ちゃんぽん」食べてみました。

  左)長崎の夜の思案橋      右)雲仙普賢岳
      

福岡から長崎まで260キロメートル


View Larger Map

View Larger Map


8月12日


熊本へ

7時起床。軽くストレッチ。
直線コースならば180キロ程度の距離だが、有明海でムツゴロウを見た後に 290キロもかけて渋滞をさけて山側コースを進む。


  左)↓どれが泥で、どれがムツゴロウだか見分けのつかない方はクリックで拡大
     (なかなかコミカルな生き物ですなぁ)

    


熊本新市外に宿を取る。たいそうな繁華街ぶりだ。
ロングドレスのヒラヒラの蝶々のような女性が沢山いらっしゃる。
下関では、ご自宅からすでに蝶々の出で立ちで職場までご出勤していらっしゃったので面食らった。


天草をぐるりと回るも これまたエラい渋滞。
抜け道がない分 動かないったら動かない。
お盆。皆さん どちらへいかれるのでしょうか???

干潟の海を見ながらぐるりと巡って戻って来た。

View Larger Map






   でこぽんソフトクリーム!



近頃 かなりくたびれてきた。
そろそろ一ヶ月半になるバイク旅でお尻にタコが出来始めた。
連日の移動で 寝ても疲れが充分に取れない。
好きでやっているとは言え、ご苦労さんなことであるなぁ。。


熊本の町を走っていたら サイレンを鳴らしながらゆっくりではあったが反対車線を逆走する救急車を見た。
常日頃、渋滞にはまって身動き取れなくなっている救急車を見ていて、「あれじゃぁ、助かるものも助からんだろう。。。」と思っていたので少し感動。(でも聞いてみたら割と皆さん目撃されるようで。。。私が見かけないだけかぁ。)



       鱧の湯引きなんぞを少々。。。


長崎から熊本まで 290km


View Larger Map







      熊本城の回りをジョギングで二周。





北東西南


     ??? 東西南北ではない???

               これは 到達した本土最果て岬の順番




        北海道 最北端 宗谷岬





北海道 最東端 納沙布岬 クーちゃん岬




 最西端 長崎 
   (近くの干物加工場からい~い匂いがする)





 最南端 鹿児島 佐多岬
                 もうここはすでに南国亜熱帯

鹿児島編


8月14日

昨日の天草近辺の大渋滞で閉口したので、晴天でお盆でもあることだし、行楽の混雑を見込んで山側ルートを取る。
御陰でスイスイだったが、気になっていた水俣へ行き損ねる。残念。


途中 東洋のナイアガラ(?)とも言われているそうな曽木の滝に寄る。(ちなみに東洋のナイアガラは九州にもう一カ所あり、そちらは原尻の滝という)






早めに宿に入り 今後のルートと宿の検索。

鹿児島駅からすぐの心地よい居酒屋「でんでん」にてさつまあげ、きびなごの天ぷら、地鶏の炭火焼と焼き豚足を食す。人情の暖かい店であった。

夜はTVで「蛍の墓」を見て泣く。(何度見ても泣くんだ、これが。。。ただ今回放送された分は、ラストシーンが編集されていたので少しびっくり)終戦記念日だなぁとぼんやり思う。

熊本から鹿児島まで228キロ


View Larger Map
  
九州には眉と目がキリリと引き締まった美男子が多いなぁ。



8月15日

疲れてきた。起きられない。。。

朝から雨が降ったりやんだり。
九州に来てから二泊ずつ同じ宿に泊まるようになり多少は気持ち的に楽。
窓から外の雨を眺めてしばし休息。

昼近くなってから桜島フェリーに乗って本土最南端の佐多岬へ向けて走ってみた。雨が降ったりやんだりでカッパ着たり脱いだり忙しい。
曇りながらも桜島が勢いよく吹き上げる噴煙を見る事が出来た。遠くからでもかなりの迫力だ。


          




昨夜行った居酒屋「でんでん」が とても居心地良く美味しかったので 今夜もまた出掛けて行った。
気分はもう「ただいま~~」である。
   優しくも「おかえり!」と元気な笑顔で迎え入れていただき、今夜も焼き豚足やら絶品の炭火焼を堪能。ついついお酒もオーバー気味。



オーナーの下松社長さんに絶品の鯵の南蛮漬けを御馳走になり(とても美味しかったです。ありがとうございました!)素敵な常連のご夫婦(伊地知さ~~ん!お元気ですか? やっとブログアップ出来ました)と楽しい時間を過ごさせていただいた。皆さんの御陰で鹿児島がとっても近い、懐かしい町になりました。

でんでんの皆さん、御陰でとても楽しく、美味しかったです。ありがとうございました。

居酒屋「でんでん」ホットペッパー版詳細はこちら

桜島から佐多岬を往復で240km



View Larger Map

鹿児島から宮崎へ

8月16日

快晴。




桜島をぐるりんと回り込んで キラキラ光る海を眺めながら都井岬を目指す。
ふんわりした感じの穏やかな岬。野生馬が親子連れで草を食んでいる。
緑の岬、のどかだなぁ。。。



日南はもう日本というより南国、東南アジアのリゾートかハワイか?という感じ。道ばたにバナナがなりハイビスカスが咲いている。
海岸も美しい。澄んだ海、青く広い空。真っ白な雲。
正しい夏の日。

   


今回の日本バイクツアーで初めて泳ぎたいほど美しい海に出会ったので 恋ヶ浦で波と優しく戯れてみた。(写真左)
この近辺に永住するアイディアもありかな? 

宮崎の町に入る国道は驚く程整備され、道の広さや幅も日本離れしており、街路樹は見上げる程背の高いフェニックスが果てしなく続くとあって 迫力の美しさ。

大規模な都市計画だなぁ、と感心してキョロキョロしながら宮崎入り。スケール大きい。びっくりだわい。
鹿児島もい~い感じの町であったが、ここ宮崎もなかなか良い。
長崎も気持ちのよいところであったし、九州は評価がかなり高めだぞ。
思いがけずに我々二人揃って九州に魅力を感じている。

鹿児島から宮崎まで260キロメートル


View Larger Map


宮崎には一泊して 翌日8月17日 大分へ向かった。

宮崎から大分まで250キロメートル


View Larger Map

そして、何と言っても今回の旅で一番感動したのが阿蘇であった。
何故大分から阿蘇?とお思いかな? 
それは、天気待ちと、往復のやまなみハイウェイを走るため。雨だったら行くのを止めたところだったが、幸運にも快晴。ありがたい。

御陰さまで 果てしない青空に阿蘇の緑が映えて美しく、景色に圧倒されっぱなし。
緑の山、緑の丘、緑の谷、緑の牧場、緑の草原、緑の畑、そりゃぁもう!ありとあらゆる緑色に埋め尽くされた圧倒的な景観なのである。
雄大という言葉はここにこそふさわしい。圧巻! 阿蘇。

     


帰り道、湯布院と別府をまわって大分市内へ戻る。
湯布院はもっと大きな町だと思っていたが 実際はこじんまりの温泉町だった。別府は町のいたるところから温泉の白い煙が吹き上げており、いかにも温泉地の景観。こちらは大規模温泉街。対照的であった。

大分から阿蘇一周277km


View Larger Map

やりイカの活き造りを頼んだはいいが、調理後も目の前でまだ動いているイカ君を生きながらにして本人の目の前で身体の部分をいただいてしまうという行為が なかなか苦手で困った。
どうも我々は活き造りに躊躇いがあるのだ。
成仏してくれたまえ。(イカは色がさ~っと変わるね)
感謝しながら美味しく完食。刺身を楽しんだ残りの足や頭の部分は天ぷらにしてもらい、一匹で二度美味しかった。


8月19日 大分からフェリーで四国へ渡る

国道九四フェリーで70分、佐賀関から愛媛県の三崎港へ渡る。
そうそう、佐賀関というと関サバ関アジが有名でお土産に実家に送ろうかなぁ、と思ったのだが どっこい かなり高級で、内心ずいぶんびっくりして躊躇してしまった。




三崎港到着後 ぐるりと岬を巡って突端の佐田岬(写真 左)へ行ってみた。

突端では 色黒だが綺麗な肌のおばさまがウニの瓶詰めやら乾燥食品を売っていらしたが う~~む、馬糞ウニの瓶詰め3千円は我々には贅沢品なので止めておいた。



愛媛の松山が今夜の宿。

途中 道の駅「伊方きらら館」で じゃこ天とじゃこカツを食す。
じゃこ天もさることながら じゃこカツの点数はかなり高い。
美味しかった。一個 各百円。

日本一周していると 道の駅グルメも各駅それぞれに趣向をこらしていて 止まるのが楽しみになる。奴豚は止まるのを嫌がるが、たまたま「トイレ休憩!」と称して止まってもらい ちょっぴり試すB級グルメが楽しい。(日南の海老ソフトクリームはNGだったけど)

松山城の回りをジョギング 約50分。熊本城に続いて城廻りジョギング。

大分から松山まで157キロメートル


View Larger Map




8月20日


四万十川へ

          


松山から足摺岬を回って 四万十川の町 中村へ。




四万十川は川幅も河原も広い ゆったり穏やかな川だった
広々で気持ち良さそうだ。

時々雨に降られて 軒先で雨宿りしたり カッパ着たり脱いだり。

   
四万十川 源流近くの湧き水で喉を潤す。

松山から四万十 中村まで 307キロメートル


View Larger Map

8月21日

四万十から高知へ

疲れがピークになってきた。(牛美だけ)
それは朝の目覚めとヨガに影響する。
起きるのが辛い、ヨガをしようという気になれない。。。起きて顔洗って、宿の無料朝食をなんとかお腹に押し込むのでやっと。
お尻もかなり痛い。。。(お尻と言っても骨の話です、誤解なきよう)

牛美のお尻同様 トン君(我らがスクーター)の後輪もすり減って すでにつるっぱげになってしまった。札幌で交換してから一ヶ月。
流石に連日 平均250キロ走っていると減りが激しい。。。 という事で ホンダドリーム店を探して 今夜の宿、高知の近辺でタイヤ交換の予約を入れる。

疲れてくると もうバイク旅も日本一周もそんなもんど~でもよくなってくる。ナビゲートも面倒で、歩くGPSと呼ばれた私でも、もうそのまま好きなだけ真っ直ぐ突っ走って行ってくれよ、と思ってしまう。


四国カルスト。
ここは空の中を走っているような 尾根の上のとても気持ちよいコース。是非おすすめ。牛が放牧されていて あ~~ のんびりだ~~。
四国がこれほど山深いとは思わなかった。

四国はいたるところでお遍路さんとも沢山すれ違う。




 とおせんぼをする牛。

  横をすり抜けようとすると不機嫌に頭でぶつかってこようとして怖い。。。
   というわけで どくのを待つ車で渋滞。。。?


          四万十から高知へ240キロ


View Larger Map


8月22日
高知 二泊目

黒潮ラインを走るも、今更なのだが我々二人は海岸線というか、海岸沿いの道があまり好きではないということが解った。
山好きなのだ。アップダウンやワインディングやトンネルが程よく、バランス良く混ざって、時々滝や寺や神社が現れるような 空いた山道が好きなのである。


View Larger Map

高知の宿にチェックインして すぐホンダショップへ。
戻って 宿の隣の居酒屋で簡単に夕食して 疲れてベッドへ。
土佐の鰹のたたきはほんのちょっぴりだけいただく。
  

8月23日

高知から徳島へ

出発前に高知城前で行われている「日曜市」をのぞく。
  

TVのレポーターが来てるなと思ったら あら?! このお方は東京マラソンで心拍停止だったあのお方では。。 
     お元気そうでなにより。






                 徳島まで室戸岬をぐるりと巡って222キロ。 
                       


早めにチェックインして徳島城跡の中央公園をぐるぐるジョギング。夕日が綺麗だ。。。

戻って昨日同様ベルリンの世界陸上マラソンを見ていた。


View Larger Map



8月24日
徳島二泊目。

剣山、鳴門を回る。


日に二回の潮の満ち引き(大潮)の前後2時間までなら渦が見られるとのことで 急いでぎりぎり2時間後に行ってみたところの様子がこれ。
少々 渦が寂しいが。。。

こんな渦があちこちで巻いていた。





旅の間 走っていて気になるものがいくつかあった。
道路沿いの看板、選挙のポスター(時期柄)、山の中にある小さめの鳥居。。。 (写真右)
  始めの頃は なんでこんなところにこんな小さな鳥居が? と思ったのだが、よくよく見てみると 不法投棄防止策であるとわかった。
何処まででも粗大ゴミを捨てに行くモラルの欠片もない大人が多い、お恥ずかしい国民性を嘆く。。。


本日の走行距離236キロメートル



View Larger Map

8月25日


朝も早よからコインランドリーで洗濯を済ませ、四国遍路の第一番霊場である霊山寺に寄ってから大阪へ向かう。


ここでは遍路に必要な道具一式が揃う。
出発前には 遍路心得も勉強してから出発、というところですね。

先日 実の兄もここへ来たのか と思うと 親近感がわく。






                     すっかり秋の雲。。。
              


立派な大鳴門橋を渡って淡路へ。
この橋には鳴門の渦が歩いて見学出来る「渦の道」(有料)のコースがあったり、将来新幹線が走れるようにと下の部分が頑丈にスペース確保されていて、見るからに大掛かりで立派な橋。
淡路の西側を通って今度は明石海峡大橋を渡って神戸側へ。
立派な橋ばかり渡ると それなりに通行料も立派。。。!(高い)


大都市へ入るには 軽く2時間程度の渋滞は覚悟。。。
神戸から大阪までず~~~っと信号待ちと渋滞。
都会は苦手だなぁ。。



大阪では懐かしい友との再会が待っていた。
労働者の町「十三」で親友夫婦に特別ディナーをごちそうになる嬉しい夜だった。



ありがとう! また会おう!!  
     次回は寿司 よろしく!!!




徳島から淡路を通って大阪まで187キロメートル





View Larger Map



8月26日

う~~む、何故だろう? どこで咬まれたのだろう?
深夜、身体のあちこちが痒くて目が覚める。
朝には、足から腕からお尻から背中から体中がアレルギー反応で真っ赤に腫れてしまっていた。これは疑いようがないほど明らかにダニ系である。
ホテルの部屋かと思い 部屋を変えてもらった。フロントで腫れている箇所を見せるのも恥ずかしいものであるが 仕方ない。
痒くて熱もって どんどん増えてくるので薬屋でアレルギー皮膚炎用の飲み薬を買い、部屋に戻って安静にして痒みを我慢。。。副作用で眠くなって丁度良い。

まいったなぁ~~~。 アレルギー反応がだんだんひどくなる気がする。

何処へも行く気になれず じっと我慢の大阪連泊。

(後日談:数日後 奴豚の皮膚にも咬まれ跡と湿疹が出た。珍しいことだ。随分と生命力の強い虫だわいな。。。)



8月27日

大阪から三重へ

皮膚アレルギーで痒がる牛美をなかば気味悪そうに見ながらも「このまま東京へ戻ろう」と奴豚が心にもない優しい言葉をかけてくれるが、ここで止めるのはお互い不本意。
様子を見て 辛くなったら何処かで医者に行くということにして大阪を出発。
大都市は入るのも出るのも時間かかって厄介だ。




大阪から高野山を目指して走る。

女人道を歩き、金剛峰寺で御参り。
        


潮岬へは行かず熊野古道を巡る。約2?ほど歩いてみた。
           

世界遺産になったからか 古道とはいえ綺麗に整備されている。案内立て看板も新品だ。観光バスで来るから軽装で歩きにくる人も多いのだろう。 
世界遺産に登録されたルートだけで400?もあり、それ以外にも道は延々と続いている。かなり根性いれないと踏破出来ない。ちなみに四国の遍路は1200キロメートルだそうだ。

新宮から海岸線へ出て 尾鷲まで330キロメートル

何故か紀伊半島にはビジネスホテルが極端に少ない。(ビジネスマンが行かないのだろうか。。。?)
いつもお世話になっているなじみの宿がひとつも見つからず、やたらと高い地元のホテルに泊まる。素泊まり9800円はいくらなんでも高過ぎでしょ。。。


View Larger Map



戻るぞ 東京 8月28日

価格設定の高い尾鷲のホテルを早々と出て、まだ朝の爽やかな風の中を42号線で海岸線を攻める。ぐいぐいと鳥羽まで快走。


鳥羽からフェリーに乗るのである。

フェリーターミナルに早く着き過ぎたので読書して時間をつぶす。
伊勢名物赤福に目が行くが、甘いものはやめておこう。

鳥羽から伊良湖岬までは55分。
ジャンプしながらフェリーと並んで泳ぐイルカの群れを見ながらラクチン愛知県入り。



海沿いの150号線のアカウミガメの産卵地の隣には産業廃棄物処理所。ど~なってんねん? それでいてオフロード車進入禁止にする意味がわからん。見かけだけの環境保護。

浜名湖を過ぎ国道1号線はまるで高速道路のようで、ガンガン飛ばす皆さんについてこちらもハイペース。

藤枝に宿を予約してあったが、早く着きすぎたのでキャンセル入れて、このまま東京まで突っ走る事にした。
疲れたら東名に乗ろう、という話し合いのもと、別に急ぐわけでもなし、沼津で夕飯にして、慣れ親しんだ246号線で帰路につく。



     涼しい夜。

二ヶ月弱の日本一周の数々の場面を思い出しながら、出会った人達、親兄弟へ感謝をしながら 夜の道を渋谷へと走った。

自分らしさを忘れずに、人に染まらず いつも一本通った人間で生きて行きたい。

そんな事を考えながら尾鷲から東京渋谷まで480キロメートル


午後10時。
7月6日にスタートした日本一周バイクツアー無事帰還。


View Larger Map


東京に戻ってゆっくりする暇もなくあれやこれやと忙しい。
それとも普通の事をしていても「忙しい」と感じてしまうようになったのかもしれないが。。。

今回のバイク旅を振り返ると 不思議な事に 思い出すのは美しかった風景よりも コンクリートで固められた工事中だらけの日本だ。
人が住む限り どんな山奥でも立派な道が出来、電気やガスがひかれ、橋が架かって川が塞き止められダムが出来る。人の気配がまったくない立派なトンネルが沢山あり、さらに隣には立派な橋と道路が建築中。山は徐々に崩され、崩したところをコンクリで固める。川はどんなに上流に行こうときちんとコンクリで回りをガードされ、溢れ流れ出る隙間は他にはない。どこまでも果てしなくコンクリートで固められた国土。土砂崩れや鉄砲水の行き場は人の住む地域しか残されていない。あるいは人が共生の境を犯しているからだろうか。。自然災害はまるで 母なる大地の自然が、肩についたコンクリの灰を むずかるように揺すって落としているようにも感じられる。
節操なくゴミを捨てるモラルのなさ。山も海もゴミだらけ。
この先日本はどうなってしまうのだろう。
2ヶ月にわたる旅の感想がこうなるとは自分でも思いもしなかった。
素晴らしい人達にも出会った。野生の動物達の愛おしい姿も見た。
もちろん美しい景色にも、日本ならではの厳粛で伝統的な景色にも沢山出会った。
まだ遅くないと信じる。大切にしたい。 素晴らしき美しき伝統の国。


さて 次ぎなるマラソンの地 中国は上海上陸の為に中国領事館へビザの申請に行った。日本国籍の牛美は15日間までならビザなしOKだが、奴豚の場合は日本在住仏人の為、日本国内に於いて自分で手配せなばならぬ。という訳で早起きして六本木の領事館へ。
開館30分前についても既に長蛇の列。うへぇ~~~。

その足で奴豚の運転免許の更新。違反あったので2時間の講習。
(日本語での講習だから、本人解ったかどうか。。。? )
何故日本には日本語以外の言語での道路交通法のマニュアルがないのだろうか? これだけ外国人人口が増えたのに なんの説明もなくあっさり外国の免許を日本の免許に書き換えていいのだろうか。
英語のマニュアル配布について何度もお願いしてきたが「日本なんだから日本語勉強して」の一点張りだ。昔なら通った理屈は、もう今では通らないと思うのだが、そこんとこどうだろう?
米カリフォルニア州には いくつもの言語の教本が無料で用意してある。そこまでとは言わないがせめて英語のマニュアルぐらい作ったっていいだろうに。。。


戻って旅の荷物をそっくり洗濯。狭い部屋中に干しまくる。

旅の間に少しずつ身体についた贅肉やら諸々を落とすため豆腐と野菜でデトックス。そして禁酒中。


旅の相棒、我々にとっては愛馬同然の我らのスクーターHONDAフォーサイト、別名「豚君」を処分することに。
泣く泣く バイク王にて買い取ってもらうが、切ない別れ。
この先 いつ乗ってやれるか解らないので ぐっと堪えて処分した。

(左) バイク王前の豚君          (右) 走りに走った約5万キロ
     

ありがとう豚君。色々なところへ連れて行ってくれてありがとう。
一度も面倒かける事なくずっと良い子でいてくれてありがとう。
願わくば バイク好きの誰か良い人に可愛がって貰えますように。。。 
楽しかった日々にありがとう。   そして さようなら。



東京に戻って あれやこれやと用事をすませて やれ落ち着ついた。
                   (飲み会のお誘い御待ちしてま~す)


戻ってきてから 二ヶ月の旅にのんびりと思いを馳せる時間もなく慌ただしかったが、ふとした時に色んな場面が浮かぶので 今後は思い出す度にその内容に触れてみようと思う。


今回はサロマ湖ウルトラマラソンについて:

北海道サロマ湖は母の生まれ故郷に近いこともあって、物心つく頃から所在地は知っていたが、サロマ湖マラソンには感心がまったくなかった。
最近になってマラソンにほんのすこ~し関わってみて、そして今回訪れてみて初めてそれがウルトラマラソンであると知った。
毎年6月末の日曜日に行われるそれは100キロメートルという 気も遠くなるような長い距離を走るウルトラマラソンである。

そしてそのマラソンには 完走者が、それも完走10回した者だけに与えられる「サロモンブルーメンバー」という栄誉があることを初めて知った。

               

この栄えある賞には、足形が記念に残されるだけで 特に何か特別に授与されるわけではないのだが、100キロマラソンを10回も走り抜いたというその偉業だけでも、何ものにもかえられない かけがえのない記憶と記録であろうと思う。

その ひとつひとつの足形を眺めた。

なんて なんて小さい足なんだろう。

こんなに小さな足で 100キロを走り抜く、それも10回も。。

人間というのは 本当にすごい生き物だとつくづく思う。
ヒトの細胞の進化というのは計り知れない。
生かせば生かすだけ、使えば使うだけ どんどん進化する そんな身体を そんな細胞を持って生まれてきている我々はほとんど奇跡のようである。
我々はいったいどれくらいの能力を使っているのであろうか?

近頃 記憶力がとんと悪くなった自分に悪態をつく牛美である。
しっかりせい!

2012年 100キロマラソンに挑戦しようと思っている。


20150619110152a8e.jpg