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18日 Wi-Fiがただの宿に泊まっていたのでついつい午前中ダラダラとネット。

スコットランドを目指して出発。

エジンバラまで、高速道を乗り継いで行けば4時間程の距離だが、高速走行だとすぐ眠くなる奴豚なもので1時間程高速で距離を稼いだあとは脇道へそれて 果てしなく広がる牧草地の真っ只中の細い道をジェットコースター並に上がって下りて、上がって下りて。。。
マラソンもこんな道を走るのだろうか。。。 半端じゃない勾配を上がり下り、時々 胃が持ち上がって気持ち悪くなりそうなくらいだ。

広いなぁ~ この国も。羊と牛しかいない。緑豊かな牧場地帯。
ニュージーランドともちょっと違う。時々レンガの街並。空が雲で覆われ暗いのが英国らしさだな。
この豊かな緑も豊富な雨の恵みだろうが、連日 雨が降っては止み、降っては止み、降っては止み、降っては止み、降っては止み、降っては止み、、降っては止み、、、降っては止み、、、、降っては止み。。。 これぞ英国ウェザー。
英国の人は傘を持たずに 雨が振り出したら近くのパブへ入り、止んだら歩き、また振り出したら次のパブへ入りと、パブのはしごが雨宿りがわりで、家に着く頃には良い具合に出来上がっている、と言うのは冗談だが。それほど雨がよく降り、パブも多いというたとえである。


 さて脇道へそれて ハドリアヌスの長城(Hadrian's Wall)へ寄った。

greenheadという村のパーキングに車を止め、小雨が降ったり止んだりする中を壁づたいにしばし歩く。ここは歴史的建造物、ユネスコの世界遺産である。(知らずに寄ったんだが。。)


万里の長城とは高さや形は違っても用途は同じ、防衛用の長城である。完成までに10年もかかったそうだから当時大事業だったわけだ。時は122年、ローマ帝国はここまで領土を伸ばしていたのか。。。


        

写真左)イングランド最後のカフェだとな。ここを抜けると 写真右)スコットランドのボーダーに着く。


今夜の宿はair B&B。英国の宿が高いので少しでも快適な宿を安くと検索したのだった。
エジンバラの郊外、約束の時間よりも大幅に遅れて到着するも、文句も言わず歓待してくれる家主ご夫婦。
とても綺麗なお宅。二階の部屋でバスとシャワーは隣だが我々専用。キッチンも利用自由でWi-Fi使用放題。簡単な朝食もついている。ありがたいねー。
旅好きなお二人としばし歓談してから、近所のパブへ夕食に出掛け、戻って部屋でネット。
エジンバラには三泊するので 歴史の勉強と見所探し。





エジンバラはたいそう美しい街。
大都会なのにこの美しさはなんだ?
近代的なビルや四角いコンクリートの建物がないからだろうか。
   

エジンバラ城からエリザベス女王の避暑地 パレスへ続くHigh Street(別名ロイヤルマイル)をそぞろ歩き。天気はもちろん降ったり止んだりする雨である。服装は秋を通りこして冬だね、こりゃ。寒いよ。マフラー持参。
   


エジンバラ城 (入城料15ポンド) をゆっくり見学。

午後1時のワンオクロックガンを聞くのも忘れない。





ワンオクロックガンとは毎日午後1時に時計代わりに大砲を打ち鳴らすのであるが、ここエジンバラ城内でドカン!とやってくれるので見ていた。
若い女性のオフィサーが懐中時計のようなものを取り出し、チラリと確認したかと思ったら間髪いれずに〈ドカン!〉
あまりの素早さにシャッター押せず。。。あとには火薬の匂い。

      

城の見学に4時間もかける。なかなか面白い。
さらっと見ようと思えば30分もあればいいだろうが、雨だし急ぐ事もなし、一つ一つゆっくり見た。


その後、air B&B宿のご夫婦に勧められたThe Bow Barというパブへ行く。スコットランドだからね、スコッチウイスキーを飲みに。
実はスコッチは嫌いじゃあない。ストレートの香りを楽しみながらこれもゆっくりたのしむ。
久しぶりのウイスキーはお腹に染みる。美味しいなぁ~。
メインストリートからはずれた、ローカルが気軽に入る飾り気ない大人のパブである。ウイスキーのメニューブックがあり200種類から選ぶのは大変だ。


バグパイプの路上演奏を聞き、さらにそぞろ歩いて夕飯を食べに別のパブへ。
ジキルとハイドという名の若者向けのパブだった。奴豚の知人から勧めてもらったのだが、イマイチ落ち着かず。食事のメニューもいまひとつ。知人が訪ねたのは何年も昔の事だから、その頃とはずいぶん変わったんじゃないかなー。ちとガッカリ。

今日は車を置いてバスにて市内を移動。
予定の半分も回れなかった市内観光。また明日も行ってこよう。



見残した半分を見に町へ。


半分と言えど観光コースの半分であって 町の半分ではない。






クイーンのパレスへ行く。入場料10パウンドちょい。
エリザベス女王が実際に夏の間滞在なさるのだから お住まい拝見的で興味がある。もちろん見学出来るのはご住居部分の三階ではなく階下の展示部分のみ。
オーディオガイダンス付きで説明を聞きながら部屋を回る。英語ガイダンスを聞いている奴豚と日本語ガイダンスの牛美の歩調が合わないのは、日本語が丁寧語を多用するから言い回しが長いのだろうか。。。?


お次は隣のパーラメント(国会議事堂)を見学。
ここだけやけに近代的なデザインのビル。少し浮いた感じさえする。



さらにスコットランド銀行脇にあるお金博物館も見学。銀行のマネーミュージアムというのはだいたいどこの大都市にもあるようで、我々は過去 東京でもシドニーでも行っていて結構面白い。
     
写真左)は古い銀行の印か?     写真右)は 貯金箱



さて、今宵も宿のご夫婦おすすめの渋いパブへ。
Jolly Judgeというメインストリートから10m程路地を入ったところ。
落ち着いた色調のパブでここも飾りっ気ない大人の空間にてスコッチと黒ビール。

風が強くなりすっかり寒くなったので遠くへはいかずロイヤルマイル近くのビストロでセットメニューのディナーを済ませてさっさとバスで宿へ戻った。



エジンバラがことのほか綺麗で、歩いても歩いても歩き足りないほど散歩が楽しい町だったのでまた戻ってこようと決め 3泊の滞在を終えて西へ向かった。

グラスゴーは通らずに北から回り込んでロモンド湖へ。
今回の旅では ロンドン、マンチェスター、リバプール、グラスゴーと言った大都市全て行かずじまい。田舎道から田舎道をドライブ。牛と羊と馬ばかり眺めている。

午前中、大雨の中、車のワイパーをビュンビュン言わせながら走る。視界ゼロだね、ワイパーと水飛沫しか目に入らん。

     
ロモンド湖に着く頃になってやっと雨があがるが、昨夜 B&Bのご夫婦にグレンフィディック12年ものをご馳走になりながら遅くまで語らってしまったのでチト二日酔い気味と寝不足で、トレッキングに行こうなどという気にならず。車で昼寝。それも爆睡。

   


目的地へレンズバーグHelensburghという町はロモンド湖から近くair B&B宿があったのが決めて。
ゲストを迎えるのは我々がお初という初々しく少し緊張した若いご夫婦と二匹のワンちゃんの大歓待を受ける。

この御宅も二階建てで、二階にあるゲストルームを貸してくれた。オレンジのテーマカラーで美しく飾られたバスルームは共用。
一階部分はキッチンとリビング、ガレージや物置、広い庭である。
今回初めてきちんとした朝食を頂いた。air B&Bの場合必ずしも朝食はついておらずたいていはキッチンにあるもの好きに使ってとか、フルーツやパンなどを勝手に食べてと言った程度なのだが、ここは始めたばかりの最初の客で、B&Bだから朝食の用意をせねばと思ってくれているようだったので有難く頂いた。
奥方の母上から「どう?うまくやってる?」と電話で確認が入ったそうだから、一家の大イベント?かもしれない。初めての客が我々で申し訳ない。こちら二日酔いの疲れもあって、せっかく一緒に飲みませんか?と誘って頂いたのに、やんわりとご辞退申し上げたのだから、肩すかしだったかな、すみません。。



22日、午前中、雨。

ジョギングに行く気も失せて 昼近くになってロモンド湖周辺ドライブ。

雨が止んだ隙に歩きに出たが結局降られてしっぽり濡れて車に戻る。




夕方宿に戻り、奴豚は久々のジョギングに出掛け、牛美は近所にあるチャールズレニーマッキントッシュという建築家が建てたヒルハウスという建築遺産を見に。


美術館で絵画を見るより、こういった保存建築を見る方が好きだな。モダンで細かいディテールや柔らかいデザイン、パステルカラーのモチーフなどが素晴らしかった。このマッキントッシュという人は不幸にも当時は建築家として名声を得られず、好きな建築デザインを止め、南フランスへ移り住み水彩画家になり生涯を終えたそうだから、なんとも気の毒な人だなぁ。


このヒルハウスに先月ブラッドピットとアンジェリーナジョリーが訪れたそうだ。現在ブラピの映画撮影でロンドン滞在の一家だそうだが、グラスゴーでの撮影の際、ここまで足を伸ばしたのだろう。
でもって二人のゲストブックのサインをパチリ。(ミーハーですんません)

         


へレンズバーグは小さいが趣のある町。
グラスゴーのお金持ちの大邸宅も沢山建っている。城のように立派だ。どんなお方がお住まいなのか。。





Skyeと書くこの島はスコットランドの本土とはアーチ型の橋でつながっている 北西にある辺境の地。



霧の島とも呼ばれるらしくごつごつと切り立った山のてっぺんは怪しげで幻想的な雲に隠れている。

景色はこれまでにもましてドラマチック。

    


まー、よく雨が降ること降ること。。。嵐のような天気。
低い雲がぐいぐいと空を駆け、ふと切れ目に青空が見えることもあるのだが、すぐさま雨雲に覆われる。

それでも庭には洗濯物。干す意味がよくわからない。。。風に千切れて飛んでいきそうだし、雨でずぶ濡れているけど??


着いて初日、土砂降り。回れ右して帰ろうかと思う。
Air BnBは昔ながらの建物を改造してゲストルームは簡素だが清潔で広く快適。懐かしい感じのする暖かい台所と優しいお嬢さんがいる。



翌朝は予報通り曇り。雨が降っていなかったので島の観光へ。
      
          写真上)は スカイ島近くにある城跡


     

              

トレッキングもした。名所を巡って戻り5キロ離れた町のパブで食事。
近所に家も店もない静かなところだが、慣れると居心地よし。

翌々日は大雨、嵐の再来でドライブはするも、車から出る気になれず。こんな嵐でも自転車で果敢に山を上り下りしているチャリダー達に感心する。結構楽しそうだ。一度濡れたらもう雨も気にならないのだろう、きっと。

      
   写真左)ご出勤途中の皆さん
             
                             写真右)髪がイケメン風

夕方宿に戻る頃やっと雨の切れ間。今がチャ~ンス!と近所の丘を登るジョギングに出て、高台から町を一望する。町という程ではないんだけれど。。。風が強い。ロックネスマラソンは雨だけでなく風も覚悟だな。


スカイのダイナミックな景色を堪能したので、そろそろインバネスへ向かおうか。


スカイ島の宿の女主人 サラが、今朝 我々に朝食の支度をしてくれながら、窓から見事に晴れ渡った空を見上げて「夏も終わりねー」と言ったのを聞き、「あれま、わたしゃもう晩秋だとばかり思ってました」とは口にはせなんだが。。。

スコットランドにきてからずっと、私的には晩秋か初冬であった。

が、ジモティーにはこれが夏の終わりだったとはびっくりだ。



スカイをあとにインバネスへと向かう道すがら、滝に出会ってしばし散歩を楽しむ。




もう鮭が上ってきている。

連日の大雨で水量が増した怒涛の滝を上り行くその健気な姿に心うたれる。。
がんばれよ。






連日の雨で滅入っていた。。。実は。

雨くらい大した事じゃぁないのだが、ソーラー発電体質のワタクシの場合、元気が出ない。
ついつい投げやりになって 色々なことがどーでもよくなってしまう。それに、不機嫌である。意欲がわかないので、連夜の宿探しやこの先のプランニングにも疲れてしまった。

「どっか一箇所に落ち着いて移動はしばし止めようや」と奴豚に提案。こんな事言い出すくらいだから、よっぽど滅入っていたに違いない。
マラソン用にと週末の4日間だけ予約をいれておいたインバネスの宿へ電話をし、前倒して月曜から 計8日間の滞在に延長してもらいインバネスに早々やって来たのだった。

もちろん奴豚のことだから、長期滞在割引交渉もきっちり成立。あまりにすんなり値引いてくれたものだから、今度は逆に 宿が古くてボロボロなんじゃないかと疑心暗鬼。


来てみたら、5月にリフォームしたての立派なB&B。
年配のマダムも気さくで、適度にほっといてくれるのが嬉しい。カーペット、ベッドリネンやカバーもほぼ新品。シックな茶系でまとめてさりげなくタータンチェックも取り入れている。朝食スペースには往年映画スター達の写真が飾られているが、亡くなられた方ばかりに加えて額のフチが全部黒なもので 密かに遺影の間と呼ばせてもらっている。(余計なお世話だね)

英国に来てから12日。我々が行く先で雨の降らない日はない。昨日1日だけ抜けるような青空を見た。
ちょこっと充電


気分よく マラソンコースの下見に行った。
想像通りのアップダウン、笑っちゃうほどローリングヒル。ははは。。。. .
素晴らしいコースだった。ここを走れるなら苦しくても構わん。
日曜日が待ち遠しい。



小さい町かと思ったら、城跡あり、町中に川が流れ、商店も多く 食の選択もあれこれ選べる便利なところで、全て徒歩で回れるいいサイズ。


9月28日 なんと晴れた ‼

すっきりカーンと晴れわたり気温も22℃。あぁ、久しぶりの太陽って素敵。
皆さん半袖。我々だけ何故か前日と同じで長袖重ね着。内心急に雨降って寒くなったりするんじゃなかろうかと用心。疑り深いんだわ。


車で遠出。ふと立ち寄ったスキー場の高原をトレッキング、復路はジョギングで戻る。天気と景色を堪能。
強風で飛ばされないように前後に体重移動しながら歩く。
その後、ウイスキー街道へ。この話は後日。

晴れると別の国かと思う のどかでゆったりしたスコットランドの大地。

            写真下)ネス湖畔 右は湖畔にたつ城跡
   

             写真下の右は ネッシーをイメージしてみたところ。。。
     




インバネスの夜景。

川沿いの散歩はなかなかいい感じ。






29日 イルカを見てくればと宿のマダムに勧められたので東海岸を北上しながら海岸沿いをドライブしてみた、が。。 引潮もあってかイルカもアザラシの姿も見えず。

そのまま内陸部へ進路変更して今度は森林公園をジョギングすることにした。


連日のビールのせいか? 体重が増えているのが判る。これでマラソン大丈夫だろうか、 はたして。。。これがエネルギーとして吉と出るか凶と出るか。




めったに車の通らない田舎道に堂々と立ちはばかる羊たち。
我々の車に驚き一本道を先へ先へとひたすら走って逃げてるつもりなんだろうけど、
あの~、脇へそれていただかないと不本意ながら永遠と追いかけることになるんですが。。羊さん達。。




それにしてもよう走るわ~。

尻尾の揺れがたまらなく可愛らしい。

この地を流れる水は黒い。川も湖も黒っぽい水、それはピート(泥炭)という土壌のせいだが、このピートがウイスキー作りには欠かせないものなのである。いい水と無尽蔵にあるピート、そして気候が酒作りに適しているので沢山のウイスキー蒸留所がある。

そしてそれを巡るウイスキートレイルと名付けられた道がある。


まずはインバネスの町にあるグレンオードへ。2ポンド払って展示見学しテイスティング。ここのシングルモルトは12年もの一本勝負で全てをアジア市場に輸出しているそうだ。主な行き先は韓国。
ピートが醸し出しすスモーキーテイストとバニラやオレンジを思わせる甘い香りが大変美味しかった。


お次のグレンリベットにゆっくりしてしまい、次に行こうと思っていたグレンフィデック閉店に間に合わず。次回に持ち越し。

グレンリベットは工場のガイドツアーもテイスティングもただで、ついつい腰を落ち着けてしまったのだった。と言ってもガバガバ飲ませてくれるわけではない。


12年、16年、18年ものから一つを選ぶので奴豚と16、18年を試すことにした。

16年は喉にカー!とくるきついアルコールを感じ火を吹けそうだ。ここに数滴の水を加えると実にまろやかで深みのある香りに変化、なるほどね~と感心。
18年ものは 色と香りからして濃厚でまったり甘く粘膜に絡みつく感じで豊かな美味。

ちょっと分かったような顔してスコッチを楽しんだ一日。




Lock Ness Marathon

( 以前から気になっていたのだが、日本語サイトを検索するとネス湖の英語表記は”ロッホネス”になっているところが多い。これはケルト語読みらしい。)


ネッシー人形は何故かどれも帽子をかぶっている。スコットランドだからか?




今回ロックネスマラソンに参加の面々。

金曜の夜
  シンガポールから参加の二人を出迎えに空港へ。

メドック走ったMs.H、奴豚の従兄弟パスカルも。



土曜、午前中にパスカルをコースの下見に連れ出す。まずは実際のコースではない上り坂ばかりのキツーイ西側を見せて脅かしてみた。「宿の女将に明日の朝食には卵2個、ベーコン2枚、ソーセージ2個を追加するように頼んでくれ」と言われ大笑い。

ゼッケンを受け止りに雨の中出かけ、申し込んでおいたパスタパーティーで早めに夕食。
パスタはちょっと寂しかった。10ポンドで仮設テント内でのスープ、パスタ1種類(おかわり不可)デザートはちと高くないか? と文句言ったりして。

       
      

                 


マラソン当日

天気予報は晴れだったんだが、、、 7時45分 バスに乗り込みスタート地点に向かう間に降ってきた。 だんだん強く降り出す。スタートまで、ゴミ袋に穴をあけた簡易レインコートを着て雨と寒さをしのぐ。

      

10月2日(日)10時 ロックネスマラソン 10分遅れのスタート合図。
元気よく飛び出した。いってきまーす!

      

 
  
スタートから下り坂。気分よく快調なすべり出し。

コースはネス湖の東側の一本道をインバネスに向けゆっくり下るダウンヒルコースではあったのだが、高低差チャートではダウンヒルでも実際走るといくつもアップダウンがありきつい。

スタートして間もなくトイレ休憩で3分のロスタイム。挽回しようと少し飛ばしたが。。。ハーフ通過はいい感じにハイペースであった。



雨でしっぽり濡れ身体がすっかり冷えてしまった。
今回初めて試した加圧ソックスは足首を締め付け逆効果。そのせいで足の甲が痛くなる。

さらにはお腹が冷えて胃が締め付けられるような痛み。手のひらでお腹を暖めながら走るが、18マイルの上り坂にかかったところで諦めて歩き出した。右、左と手のひらを交換しながらお腹を暖めて歩いた。氷のように冷たい胃とお腹の筋肉がヒクヒクと痙攣する感じ。



だましだまし走っては歩き走っては歩きを繰り返す。
雨の中応援してくれる沿道の人の前では頑張って走る。

のろのろ歩みの我が足運びを見下ろし、寛平氏の事を思い、75歳で世界新記録を達成した中野陽子さんのことを思い、マラケシュマラソンで助けてくれたおじさんを思う。辛いのは皆同じ、抜かして行く人達の後ろ姿を見ながらなんとかもう少し走ってみよう。。。



23マイル インバネスの町に近づく。
ボランティアの皆がもうこの先坂はないから、頑張れ頑張れと皆を激励してくれる。5時間、こんなに遅いランナーにも変わらぬ声援を送ってくれる。ありがたいものだ。遅くても痛くても もうちょっと走ろう。。。



ネス川の橋を渡って左にターンするとあとはフィニッシュまで最後の直線コース。
あぁ、やっとフィニッシュだ。
随分かかってしまった。後半ほとんど歩いて来たようなもんだ。
今までのマラソンのなかで PBならぬPW(パーソナルワースト)だな。


シューズの選択ミス及び加圧ソックスも功を奏しなかった今回。かえって途中で脱ぐのが大変だった。
レインコートも早々脱ぎ捨てずに着たまま走るべきであった。
反省点も多いが 6週間の間にフルマラソン3本というのが最初から無謀であったのかもしれぬ。
心底 ホトホト 疲れ果ててしまった今回のレースであった。

      

奴豚も同様 途中でバテて 4時間44分。
牛美 全くもってお恥ずかしながら 5時間31分。
パスカルはマイペースで 4時間 ご立派!

今年のフルマラソンはこれで打ち止めとしよう。。。





ウイスキー街道 その弍


マラソン翌日、身体も足もボロボロであちこち痛む。

が、インバネスは今日で最後、先日行き損ねたグレンフィディックへパスカル&ガールフレンドと四人で向かった。



まずはインバネスから20分程の所にあるタマティン蒸留所へ寄る。
サンフランシスコで行われる品評会では金賞、銀賞の常連だそうだ。
紹介ビデオを見て、12年ものシングルモルトのテイスティングも無料。シングルモルトの楽しみ方を情熱を持って語ってくれる女性が親切だった。

御礼を言って次へ。


先日も訪れたグレンリベットへ。
通り道だからと立ち寄り、ここでもテイスティング。朝からスコッチだから抑え気味で頂く。先日のガイドの男性はスコットランド訛りが強く説明の半分も判らなかったのだが、今日の女性ガイドさんは聞きやすい。やっと先日言ってた意味が判る。




グレンフィディックへと急ぐ。

3時のツアーに間に合い、まずは各国語で紹介されるビデオを見てから工場見学へ。
ここも無料のガイドツアー。見学者が多いので言語別にグループを組んでくれる。仏語と英語でありがたかった。



蒸留所内部も写真撮影可能だった。古い蔵が素晴らしい。(ここだけは撮影不可)。

この蒸留所見学は一見の価値がある。



そして最後にテイスティングルームへ。

テーブルの上にはそれぞれグラスが3つセットされていた。ゆったりとしたソファに腰掛け、まずは12年、そして15年、最後に18年ものをテイスティングさせてくれた。それぞれの違いと美味しい楽しみ方も時間をかけて教えてくれる。飲み比べてみて、12年ものが最も人気がある理由がわかる気がした。フルーティーで親しみやすい。
流石に三種全部飲み干す事は出来ずに残してしまった。3カ所回ると酔うね。。。



どの蒸留所のガイドさんも、ぜひウイスキーは常温で楽しんで、と勧めていた。「氷を加えると香りと味の広がりが消えてしまうから。。。でもあくまで、各自が好みの楽しみ方をしてくれればそれでいいんですけどね、」と苦笑。
奴豚がCMでオンザロックの写真や映像を使うのは何故?と質問。
「広報部門の決める事だから。。。私達 作り手としては残念な事ですが、暑い国ではオンザロックが美味しく感じるかもしれませんしね。」
私ごとだが、まずはストレートで、その後ちょっと数滴の水を加えるのが好きだ。



スコットランドの町を歩いていると

「あれ?米屋? 」と思うことがある。

もちろん、米屋があるわけはなく、これは銀行。
それでも見るたび「 あ、米屋だ 」と思ってしまう。



インバネスの素晴らしい経験を心にしまい、エジンバラを目指す。
三日でロンドンまで戻らねばならぬが、奴豚がエジンバラのHHHに参加したいと言うので、エジンバラで二泊することにした。

道中 セントアンドリュースへ寄ってみた。

ゴルフ発祥の地。
ゴルファーでなくてもこの地の名は耳にしたことだろう。

ゴルフの聖地、由緒あるオールドコースにどっしりと建つホテルにこわごわ足を踏み入れるには勇気がいる。スコットランドの伝統衣装に身を包んだ初老の上品な紳士がドアを開けてくれるのである。場違いとしか言いようのない我々。敷居が高いとはまさにこのこと。が、こういう時でも奴豚は面の皮が厚いのか堂々としていられるのは 牛美には真似の出来ない態度で、なかば尊敬すらおぼえる。


いかにも裕福そうな年配の方々がゆったりくつろぐロビーをさらに奥へ奥へと進むと歴代のチャンピオン達の名前が刻まれた壁があり、これまでの歴史を語るギャラリーのようなところへ出る。豪華なトイレを拝借して、さて、エジンバラへ。




エジンバラでは先日泊めて頂いたairBnBへ舞い戻ったのだが、実は宿主ご夫婦は旅行に出ていてお留守。そうなのだ、今回 留守宅に泊めて頂くことになったのである。
あらかじめ、近所に住むお嬢さんから鍵の受け渡しをうける手筈にはなっていたが、他人を留守宅に泊めてくださるとは何とも心の広い二人。感謝で頭があがらない。
2週間前に会い、スコッチを飲み交わした仲ではあるが、本当に留守宅に上がり込んでも構わないのか?と聞いた時に、「大丈夫、顔をみればどんな人か判るから貴方達になら喜んで家を開放するわよ、」と嬉しい言葉をもらい親切に甘えさせて頂くことにした。
冷蔵庫には奴豚のお気に入りヨーグルトまで用意されていた。なんて優しい人達だろう。
ありがとう、Jane & Tom。

気持ちだけでも来た時より綺麗にしてお返ししたい。感謝の気持ちを込めて 出発前に部屋を整理整頓。


エジンバラからロンドンへは高速を飛ばして7時間弱。

10月6日、午前10時半にエジンバラを出て GPSにロンドンスタンステッド空港をインプット。(GPSは従兄弟のパスカルが持たせてくれたものだ)
給油で二回止まっただけで、午後5時前にスタンステッド空港隣のデイズインホテル着。

朝は豪雨だったが、強風に吹き飛ばされた雨雲の間から青空が顔を出す。灰色の雲が前方に見え、思った通りに大雨を降らせている中を走り過ぎるとまた青空。
英国はいつもこんな感じに降ったり止んだりで、日に何度も虹を見る。ダブルの虹も珍しくない。何度、虹を見たことだろう。。。

子供の頃は、東京でもよく虹を見たものだが。
当時は家の前を流れるドブ川にメダカが住み隣のキャベツ畑で蝶の幼虫を観察しツクシを採って遊んだ。原っぱで蛇に出くわして肝を潰したものだった。我が兄は多摩川へ遊びに行ったきりいつまでも帰って来ず、心配した親によく叱られていたものだ。そんなに外が好きなら外に立ってろと怒られ、泥だらけのまま何時間も締め出しをくらっていた。懲りない兄はこれはとばかりにまた遊びに行って姿をくらましていた、愛おしく美しい昭和の時代。生きる事に真剣で真っ直ぐだった厳しく優しい時代。

近頃、よく昔のことを思い出す。今の自分より若かった親の姿、無鉄砲で勝手だった自分のこと。友のこと。。。 過去を懐古する時間が増えたのは死期が近いからだろうか?などと思ったりもする。
偉大な頭脳と斬新なアイディア、それを遂行する信念と情熱を持ったスティーブジョブズが56歳で世を去った。彼が数年前、スタンフォード大学の卒業生に贈ったスピーチを聞き 死を受け入れることがどんなに無念であったろうかと思った。
天才にも富豪にも死は平等に訪れる。
天災や戦争の巻添えで命を落とす人達、何の用意も心構えもないまま不運にも世を去る人達。
残りの人生、どう生きるか。誇れなくとも恥ない生き方をしたい。そんな事を思う英国最後の夜。

雨の似合う国。



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