FC2ブログ
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

6月1日。KLからペナン島へ。


11時出発のバスに乗る為 早々10時前には宿を出る。

バスターミナルに着いて 出発ゲートを確認に行くと、11時のバスはキャンセルで11時30分に変更だとな。。あぁ、もぅ  いい加減。

出発ゲートで待ってもバス 来ないし… 嫌な予感。

あちこち聞き回っても待てとしか言われない。仕方ない待つかぁ~。
散々待って やっと出発、と思ったら、次のバスターミナルにしばし止まり客集め。いつ着くんだ? この調子じゃぁ。


スクールホリデーの金曜の午後とあって道もだんだん混み始めた。
ようやくペナン島に近づいたなと思ったら渋滞にはまる。
こんなことなら 飛行機にすりゃぁ良かったと奴豚に呟かれる。バスで行こうと誘ったのは牛美なのだ。こんなに時間かかると知っていたら乗らなかったよ。ごめんゴメン。

、車窓から景色を眺めているのは楽しかった。小高い山々、延々と続くパーム椰子プランテーション(マレーシア中が椰子畑か?というほど)、セメント工場の隣の切り崩された山肌、整備された道路と綺麗な高級車(=ベトナムとは大違い)、大粒の通り雨、山に囲まれたイポーの町、ごみごみしたバタワースの町、長い長いペナン橋。バスならではの移り行く景色。
ベトナムやカンボジアだと 小型バイクの後部座席に色々なものがくくりつけてあり道中それを見ていると飽きない。豚が何匹もくくられていたり鴨が逆さに吊るされてたり、カゴやら箱やらを大量にくくりつけて上手にバランスを保っていて、ペットの鶏を大事そうに抱えていたりと別の意味で楽しいのだが。。。


さて、結局ペナン島のバスターミナル着は18時半。そこからタクシーでさらにジョージタウンのホテル迄、さらに渋滞。運ちゃんが路肩や裏道をぐいぐいと進んで距離を縮めてくれた。クーラーの効きが悪くてすまぬと謝ってくれたりもして、良い人だ


ペナンに来るのに一日仕事とは予想外。

以前も泊まって気に入っている宿にチェックイン。過去の履歴が残っていたので快くアップグレードしてくれ、またまたいい部屋を貰って上機嫌である。

    続き部屋はオフィスになっている。我が家のCFO 奴豚=なかなかの稼ぎ頭
      


KLが短期間に変貌を遂げつつあるのでペナンもさぞや変わったことだろうと思っていたが、見たところ数年前と変化ないようだ。



さて、明日からまたジム通い。

前回ペナンへ来たのが2009年。

2008年に世界遺産に登録され、心なしか 町が清潔で垢抜けて、ゴミも落ちていなくドブの臭いも気にならなかったというのがその時の印象だったのだが…

今回 朽ち果てた建物と通りにデロリンと投げ捨てられたゴミの山やネズミのぺっちゃんこ死骸がやけに気になる。
以前来た時に比べて 変わったという印象もなければ どちらかというと 前へ進むことをやめてしまったかのようだ。
ゴミ捨て禁止・罰金500リンギ と 書かれた立札にゴミが積み上がって虚しい光景。

世界遺産剥奪されるんじゃないか? 高層ビルを建てたり、景観を守る努力を怠ったりの後者に当てはまるんじゃないか? ジョージタウン、努力が足らんぞ。

時が止まったままのような 古い古い町並みはそれはそれで いい雰囲気はあるんだが。



ヨガマットをKLに置いてきたので マット代わりにタオルを床に敷いてストレッチしておったらば… カーペットに落ちている大量の髪の毛が目について、気分が悪くなってしまった。(至近距離で見ると凄いんだもの)

清掃係のお兄ちゃんに 掃除機かけてくれと身振り手振りで頼んだら、(英語が不得意そうだったのね)吸い込みの悪い掃除機をそおっと撫でるように丁寧にかけてくれるのだが、『違うんだよなぁ~、そうじゃなくってね、、、』と お兄ちゃんの目の前でカーペット掃除の極意を披露いたす。掃除には一家言あるのだ。

吸い込まないから仕方ない、ブラシを立てて髪をかき集めるように掃除機を動かし、取れた大量の髪を得意げにお兄ちゃんに見せて、ほれ、こんなに落ちてるわいね、と ニッコリ  掃除機をお返ししたらば。。。

    お兄ちゃん 「Mrs … don't sleep on the bed? ベッドで寝ないの?」
        ……って、 もちろん ベッドで寝てるわよ、、、
                (それに英語話してんじゃん?)

。。。床に寝てると思われたのか。ヨガだって言ったろうが…
  今頃 スタッフの間では 8階のMrs.は床に寝てるんだって有名になってるんだろうな。


ペナン島。

雨の日は 部屋でこの先の旅の調べもの。
最近 頭の回転がさらに鈍く (同時に 悪く) 物忘れもひどいので、今まで一人で一手に引き受けていた旅行社業務を奴豚と分業にしてもらった。

今月後半から始まるノルウェー&スウェーデンのスカンジナビア編は牛美、9月からのアルゼンチン編を奴豚が担当。
  いくつもの都市の同時検索で混乱していた頭が少し楽になった。



さて、ノルウェーの首都オスロは世界一物価の高い都市として有名。

消費税25%(食品類は15%)、大卒の初任給は40万円程度とか。
学費や医療費はほぼタダだそうだ。が、現地人にとっても外食は贅沢とされ皆さんウチ飯らしい。どうなるんだろう我々。。。
ちなみにマクドナルドのビッグマック指数で見ると、45ノルウェークローネ(587円)でノルウェーが見事1位に君臨。

このビッグマック指数というのは 既にご存知とは思うが、ビッグマック1個が幾らで購入出来るか?というものだが、これと一緒に 1個のビッグマックを購入するのに必要な労働時間は? を見ることにより各都市の物価に比した賃金水準が計れる面白指数。
後者では見事に東京が1位に躍り出るのである。ビッグマック1個買うのに必要な労働時間は10分。


さらに ノルウェー&スウェーデンの検索をすすめているのだが、ビッグマックが頭にこびりついて離れず、検索止めてマクドナルドへ行ってしまったとさ。。。という 情けない話で締めくくり。
        所詮そんなもんさね。




ペナン、ここ数日は雨続き。

バイクをレンタルしているのに 遠出しようという気になれず。もともと奴豚がハッシュ通い用に借りたのだが。
因みにレンタル料は六日借りて100リンギ(2500円)長期割引。(日貸し料は25リンギ=630円)

ペナンはハッシュグループが活発でほぼ毎日何処かのチャプター(グループ)がハッシュランを開催している。奴豚も夜な夜な泥々で帰ってくる。
その間、牛美はジム通い。蛭(ヒル)に食いつかれるジャングルハッシュはゴメンだ…



雨宿りでまたまた映画へ。大して見たくなかったが スノーホワイトを。


日本での宣伝文句を読むと:
白雪姫の伝説に斬新な映像と予想外の新展開を注ぎ込んだ驚異のアクションアドベンチャー超大作 ついに誕生!

さらに、: 三部作の第一作目 なんだそうな。

どうりでラストシーンがいかにも <つづく>って感じだったしな。

7リンギ(180円)払ったが それ以上払いたくない内容。役者達が平べったく魅力が感じられなかった事とヒロインが馬に乗る程度でアクションと呼べるか?  唯一、シャーリーズセロンが好演だったのが好印象。
日本公開前にケチつけてすまぬ。宣伝文句に踊らされるなかれ。

先日の“ミラー-ミラー”(ジュリアロバーツ)といい ハリウッドは白雪姫ブームなのか?




6月8日 天気回復。朝からピーカン。

ちょっとだけ早起きで ペナンで唯一の国立公園へ。

ここは前回訪れた際、濡れた気の根っこの段差で滑って転び 尾てい骨を骨折した思い出のある場所。今回はそのリベンジ。

気温も湿度も高い不快な暑さの中、4.9キロ先の灯台を目指して水とランチ用のパンを持参でハイキング開始。

熱帯雨林特有のジメッとした暑さ、蛭に取り付かれたら嫌だな、、、蛇が出てきたらやだな、、、虫除けスプレー忘れたな、、、とか 内心色々嫌だなぁ光線を発しながらずんずん進み、前回 まさにここで滑ってころんだんですよ! の懐かしい地点を慎重に越えてさらに先へ。


灯台手前の居心地良さげなビーチで昼食休憩。
と言っても持参したのはアンパンだけ。

海を眺めてベンチに座りアンパンをかじる。



残りのアンパンをベンチの横にひょいと置いたとたんに 後ろからそ~っと忍び寄ってきていた猿にさっとひったくられて、残りのランチが消えた。。。 
 
      くそ~~!

猿を追い払ったりイグアナのあとを追っかけたりして昼が過ぎ、蛭にも食われず蛇にも出会わず蚊にもさされず戻った。




6月9日 本日もピーカン。

   ペナン島最南端へ。

小型のバイクは自分の背骨がサスペンションの役目を引き受けるので、たった23km先とはいえ、結構な疲労感。

着いた漁村は、ヘドロの川が流れ込む汚い海。
     うわぁ!くっさー。
ここで採れた魚は食べたくないねとさっさと引き返す。


帰路、蛇寺へ寄る。何度も来ているが 他にアトラクションないし、暇だし、ま、蛇でも見ていくか。。。

寺を護る蛇というと、白蛇を想像するが、ここのは緑と黄色の縞模様。寝てるんだか腹一杯で動きたくないのか微動だにしない。ふと見上げると天井の四隅や額の上にも寝そべっていて、ちょっとハッとする。
大蛇を肩に乗せて記念写真も出来るが、そんなことはずっと昔に経験済みなのでパスして大蛇をナデナデしていた。飼われている大きな蛇というのは怖くないのだ。ジャングルで出会ったら卒倒するだろうが。。。



6月11日

早朝、ペナンをバスであとにして、KL方面へ向けて下る途中、キャメロンハイランドへ下車。

以前から来たいと思っていた標高1200~1500メートルに位置する高原の町。お茶の産地。


山路をくねくね登って ペナンから3時間半。
ミニバス代金30リンギ。

風が爽やかだ。夜は寒い。



夜、iPadがストライキを起こす。
Wi-Fiに繋がらないのでリスタートしたら反応しなくなってしまった。これで二度目だ。spinning wheel of death という状態から抜け出す事が出来ない。

リセットして出荷時のサラの状態に戻し、リストア。簡単に聞こえるが、立ち上がったのは5時間後の夜中の2時…

やれやれ。


キャメロンハイランドの楽しみはトレッキング。

ジム・トンプソンがキャメロンハイランドの森へ歩きに行ったまま失踪した話を覚えているだろうか?

ジム・トンプソンとはタイシルクを世界に広めたアメリカ人実業家と言おうか。CIAの前身だった機関に属し諜報員でもあったそうだ。彼の行方も生死も不明のまま。

ジャングルで迷ったとは思い難いが、慎重に歩こう。


初日は足慣らしに短いコースを歩いてみた。




6月12日 ジャサー山登り。1696メートル。


ジャングルトレッキングと言われると あぁまたヒルと蚊と蛇かなぁと身構えたが、時期的に雨季でもなし、ここ数日雨が降っていないこともありジャングルと言うほどでもなかった。



のんびりした山頂。人もいないし、懐っこい蝶と戯れる。この蝶、羽を広げるとハッとする程綺麗な瑠璃色なんだが、なかなか開いてくれなかった。

     

         

一山登って ちょっと物足りなかったので もう一カ所山歩き。
これが 結構なアップダウンでいやはや疲れた。



6月13日

今日はブリンチャン山登り。2000メートル。

ロクなトレイルマップがないので距離や所要時間がわかりづらい。
一応地図は買ったのだが あてにならない。ネットで情報収集と思ったがどれも皆 違う事を述べている。所要時間が3時間、4時間だとか蛭だらけだとか、、、脅かすな~。

万全の準備で出発。蛭に備えて塩も持った。(タバコ吸わないし、ライター持ってないし、塩が効くと聞いたので)


登山口から頂上までの所要時間は1時間10分だった。

山頂直下に地滑り部分がありトレイルがごっそり崩れ落ちている。

迂回路は道なき道で足場が悪く山頂を目前にして苦戦するも 元気に到達した山頂は高いアンテナが四本もそびえる パワーステーションで眺望がなかった。。。




火の見櫓のような展望台へ登ってやっと四方の山々を見下ろしランチにする。




食後ゆっくり休んだあとは、登山道ではない別の道をジョギングで下る事にした。


     茶畑が美しい。   お茶摘みは青年達。

      




苺農家やサボテン公園を見ながらせっせと走って宿まで戻った。

摘みたてイチゴをちょいと味見。


マラソン前のいい運動だった。





こんな可哀想な滝は初めてだ。。。

タイトル通り 「ものすごく汚くて ありえないほど臭い」滝だった。

観光名所地図に載せるなよ、哀れだ。

     ロビンソン滝。 タナロタの町から徒歩15分程。

ところが 写真に撮るとそれほど汚く見えない。
写真というのは切り取りたいところだけを切り取れる。
良いようで恐ろしい。ニュースも同様、送り手が送りたい部分だけを切り取って いいように記事に出来るということだ。




 左写真)のこの部分以外はごみためになってしまっている滝。

        生活用水の全てが流れ込んでいる。


           掃除とか しようよ。。。







キャメロンハイランドのホテルは山小屋ロッヂ風。

別に雪降らないけど とんがり屋根。




さ~て、これにてキャメロン高原はおしまい。
KLに戻って ノルウェイ行きの準備。





普段、ほとんどテレビは見ないのだが、マレーシアではNHKがリアルタイムで放送されていて、たまたま何気なくスイッチをいれた時にやっていた火曜の夜のドラマ(ドラマ10)「はつ恋」が面白く 以来楽しみに見ている。

今週分を見過ごしたのでネットで探した。便利なもんで、ありとあらゆるTVドラマがロハで見られてしまう。

「今日はどんな嘘をついてきたの?」を 伊原剛志(主演)に言わせるかーっ 中園ミホ(脚本家)… 今週の決めゼリフなり。連続8回、現在放送中。
毎回、婆ぁさんの胸をきゅ~んとさせ 目頭を熱~くしてくれる。


そういえば…と、こちらも見逃した「とんび」(NHKドラマ)も見る。
またまたメソメソ。お陰で目が腫れて別人顔だ。
と。。。まさにこの「とんび」がモナコのテレビ番組の国際コンクール「第52回モンテカルロ・テレビ祭」最優秀賞を獲得したとのニュース。タイムリーなり。おめでとう㊗





  バクテー 肉骨茶 Bak kut teh 


 由緒正しきバクテー屋さんのバクテーなり。
  (バクテーを知らないアナタはチェック!)





なにやら楽しげな様子の話は。。。
    友と囲む円卓。

KLでいつもお世話になりっぱなしのF&B夫妻プラスご子息と眠り姫(写真左下)
同様に仲良くしていただいているHさん。
お初にお目にかかったナイスなヤングカップル K&Iさん。

次回 またどこかで和やかで幸せなテーブルを囲みましょう!
      お世話になりっぱなしに。。。 
      楽しい宵に。。。       感謝


                      クアラルンプールの夜は更けゆく。



明日 6月19日 マレーシア航空でロンドンへ飛ぶので旅立ちの準備。

旅立ちという表現も 変だが、KLがホームベースの気がしているのでそんな気になる。
洗濯、奴豚の散髪、荷造り、旅先の詳細を確認してメモる。

ロンドンはニュースでも悪評があがっているヒースロー空港着。
入国審査に2~3時間並ぶ覚悟。
奴豚はユーロ圏の人なのでそれほどまたされやしないんだろうな。


さらに、ヒースローからバスに乗り継いでガトウィック空港へ。
翌朝のオスロー行きがガトウィック発なんで。

ガトウィック空港近くの宿に泊まるのだが、ちょいと楽しみにしている事がある。
その宿の近くに な~んともいいカンジの古いパブがあるのだ。
以前行って気に入り機会があったらまた是非と思っていた。
墓地を抜けて行くので、夜 帰る時がちょっと冷んやり感じるんだ、これが。



7ヶ月ぶりのヨーロッパ。少し緊張。
ローコストエアライン以外に搭乗するのが久々で嬉しい!






12時間強のフライトでヒースロー空港へ。
6月19日の午前に離陸して、到着は同19日の午後3時。
マレーシア航空のジャンボ機はほぼ満席。機内食や飲み物の無料サービスがあるエアラインに乗るのが久しぶりで嬉しい、が、その分高いチケット代払ってるんだった。


ヒースロー空港での入国審査に時間がかかるとさんざんニュースで聞いていたので覚悟で向かったら…気合充分だったのに審査官の増員が進んで ほんの5分で入国。やけに愛想がいい審査官に逆にびっくりだった。
お陰でガトウィック空港への乗り継ぎバスにもすぐ乗れ、午後6時には宿にチェックイン。
綺麗に手入れされた庭の薔薇が満開で、イギリスだなぁ~と実感。

流石に旅の疲れがどっと出て、お気に入りのパブまで歩く気になれず、すぐ近くのパブへ。
ちょうどTVでイングランドチームのサッカーの試合が始まったところで、パブは超満員。
隅っこに収まり、ゲームを見ながら夕食す。大応援で賑やかな店内であった。
宿に戻って爆睡なり。



翌朝5時起床。
ガトウィック空港はとても綺麗になっていた。
使い勝手が実に良い画期的な近代空港へと生まれ変わっていた。
荷物検査の広々したスペース、無駄を省いてスムーズに検査がこなされ、並ぶ事も待つ事もない。待合ラウンジもポップな色使い、カラフルで面白い椅子やソファーが並べられ居心地も大変良い。
離発着もスムーズ。全てに於いてストレスフリーのお手本空港だった。




6月20日 ロンドン・ガトウィック ➡ ノルウェイ・オスロー

なんとノルウェイジァン航空の機内では飛行中WiFi無料サービスがあり驚いた… 最近はそういうものなのね?? 速度は恐ろしく遅かったがメールチェックは可能。
       

ロンドンから1時間45分でノルウェイの首都オスローへやってきた。
久々に担いだバックパックの重みで肩が凝る。寝不足で不機嫌だが空から見たオスロー周辺は森と湖に囲まれ青々として綺麗だ。第一印象は良い。
初日からしっかり自炊。







6月21日 オスロー 時差ぼけで起床4時。



オスローはホテルやホステルが高かったのでair B&B ( 部屋貸し)宿にしたのだが、中央駅やバスターミナルにも近い街の中心、

アクセス良し、眺望良し、階下にスーパーありで便利な場所。



唯一のマイナスは我々の部屋がものすごーく狭い事だった。

貸主は仕事で留守、同居の友人が鍵を開けてくれた。その彼とアパートを共有するのだが、仕事なのか連日帰宅は午前様でほとんど顔を合わせずアパート全部を気ままに使わせてもらっている。寝る時だけ部屋に戻るので狭さもさほど気にならない。




早起きしたのでさっそく街を巡るジョギングに出掛けた。




   オペラハウスの屋根を駆け上がり、








            港を回って、







   パレス(王宮)のハンサムな衛兵さんと写真を撮り、


目抜き通りを抜け戻って、朝食。シャワーを浴びてから改めて観光散策へ出掛けた。
陽射しがまばゆい。爽やかな夏日。乾燥して風が涼しくうっかり日焼けしそうだ。




フェリーで対岸へ渡り バイキング船を保存公開している美術館へ。

  

見事、惚れ惚れする美しい船だ。
安定感と装飾の素晴らしさ、眺めていて飽きない。
  ゆっくり見て回った。  ここはオススメ。




フェリーで戻って彫刻の森公園へ。ベンチでのんびり昼寝。

芝生の上、水着で寛ぐ地元の人達。
あちこちでバーベキューしていた。公共の場での飲酒は禁止されている。


マレーシアから続いている禁酒を引き継いでマラソンが終わるまではしばし我慢。…というか飲まずにいると飲まなくても良くなってきた。よしよし。
ただ、禁酒効果はあまり感じられない。長時間走れないしすぐ疲れる。



ミッドナイトサンマラソンなのでフィニッシュはミッドナイト(深夜)を計画している。
スタートが19時なので5時間かけて走れば丁度 深夜にフィニッシュの予定。
気負わずいきます。

後日談:HPで確認したらスタートは20時半だそうな。計画変更だな…





オスローの4日をどう使うか、何処へ行き何を見ようかと吟味(大袈裟な)した結果、牛美の独断で1日はノルウェイの森歩きに当てた。

ノルウェイの森である。ビートルズが歌い村上春樹の小説のタイトルにもなった そのノルウェイの森を歩きに行った。


オスローの森は意外にも街の中心からメトロで20分程のところにある。森はマルカと呼ばれているので我々が行ったのはオスローマルカ。

スキーミュージアム駅から先は他に乗客なしの我々特別車両。

山の上からオスロー市内が臨める。





特に地図も持参せず案内板の写真を撮り、途中 行き交う人に道を確認し、歩く…ではなくて、実は走りに行ったのだった。







トレイルは変化に富んで 飽きない。

ところどころぬかるみでトレイルシューズを泥だらけにしながら 静かな森の中を駆け抜ける。





奴豚は自分のペースでテッテケ駆けていく。
なのでいつも写真は後ろ姿だ。


牛美は息が荒い。マラソンが思い遣られる。。。
トレッドミルでちょっと走ったくらいじゃ ダメなのね。





湖畔で持参した弁当を広げる。鴨がねだりに来て パンクズを分けてやる。


昼食後はしばし昼寝し、近辺の散歩に出掛けたら、隣の湖ではナチュラリストのおっさん達が沢山 素っ裸で日なたぼっこをしていた。
自然のなかでは 自然のままでいたいということか。
日本では見かけない光景だね。





冬の寒さはいか程かは知らないが、オスローの夏は素敵だ。


街は清潔で綺麗だし、新旧が混ざった建物も立派で素晴らしい。
街のサイズも散策に丁度良く治安が良い。交通の便だって抜群だ。

陽光は眩いばかり、風は澄み海も綺麗だ(クラゲは多いが)。

表通りはどこも高級感漂い、裏へ回ると学生や庶民的な構えの店が目に付く。


外食は評判通り高い。

カフェでサンドイッチひとつ750円、バーガーキングのハンバーガーバリューセット(ポテトと飲み物付き)は1300円、東京のお洒落なカフェで食事するくらいの気分かな。

キッチンがあるのでずっと自炊。食材の値段は東京並み、さほど高いとは思わない。
普段からあまりファストフードを食べない我々なので、ハンバーガー屋は恋しくないし、スーパーで特売サーモンの切り身3枚を29クローネ(400円)で買って ソテーにしたりサンドイッチの具にしたり。



時差ボケが治ってきた。起床4時だったのが今は6時だ。
起きてコーヒー飲んだらジョギングに出る。
彫刻公園(正式名が覚えられないので勝手にそう呼んでいる)をぐるりと回って戻ってくる。大体12ー13kmの距離。
それでも すっかり疲れちゃうんだから 牛美の場合、困ったもんだわ。

ミッドナイトサン フルマラソンは一週間後だ。



オスローには美術館が沢山ある。町のサイズからすると結構な数だ。

芸術好きな人はオスローパスという入場券と市内交通機関がセットになったフリーパスを買うといいだろうが、我々はさほどでもないので、無料で入館出来る日曜日にナショナルギャラリー(国立美術館)とデコラティブ芸術館へ行ってきた。それにしても北欧の家具というのはどうしてこうも垢抜けて機能的で使いやすそうでお洒落なんだろう。。。センス抜群。


さて、ノルウェイを代表する画家 ムンクの「叫び」もここにあるのでわざわざムンク美術館へ行かずともよし。
因みにこの😱 絵4パターンあるそうだ。ひとつがここ国立美術館、ひとつは個人所有(100億円で競り落とされたそうな。) 残りふたつがムンク美術館。

この絵は「橋の上の男が叫んでいる」のではなく「橋の上の男が叫びに耐えかねて耳を押さえている」様子を描いた絵なんだそうだ。
でも誰にでも一度はこんな顔して叫びをあげたい時ってあるよね…


美術館が大嫌いな奴豚は すら~っとひとまわりして 一番座り心地の良さそうなムンク部屋の長椅子で居眠りしていた。よくまぁ、人の出入りが賑やかなところであーも眠れるもんだ。。と思ったら隣にもう一人、口開けて熟睡しているおとっつぁんが居た。。やれやれ。
……で、美術館の感想は 一言 「ディプレッシング」( 気が滅入る )だそうな。




オスローにしかないところへ行こう! との 趣旨で ノーベル賞記念館へ。

一階の特別展はアフガニスタンの女性の写真展。
見れば見るほど、説明を読めば読む程アフガニスタンの女性に人権がないということが解る。
14歳で知らない人に嫁ぎ奴隷の様にこき使われて、刃向かおうものなら夫や親戚から徹底的に虐待される。なかでもタリバン戦士に嫁がされた女性が家出をした罰に鼻と耳を切り落とされていた写真は凄まじい。(のちに彼女はアメリカで整形手術をうけたそうだが。。)



まだあどけない少女の年齢だろうに、表情は悟りきった大人の顔の彼女の眼差しに釘付けになる。

女性で学校へ通えるのは限られた人数、タリバンが制限を加えているそうだ。




一見砂漠にブルーのローブを纏った女性二人が美しい被写体となって収まっていると思いきや、岩の上には毛布が。産院へ向かう途中で娘が破水、付き添う母。
結局 この写真を撮った写真家の女性が病院へと搬送したのだそうな。

厳しい環境で生きる女性達の数々の写真が展示されていた。






二階はノーベル賞関連。歴代の受賞者の写真が浮かぶギャラリーに佐藤栄作氏を見つける。



見終わって外に出ると大雨。



セール中のスポーツ店を覗いてみた。
トロムソが寒そうなので膝下丈のランニングタイツを半額で購入。



雨宿りにカフェに入ってカプチーノを。一杯500円くらいかな。



雨上がりの城壁跡へ登って港を見下ろす。


夜通し薄明るいオスローの 短い夏の夜は長い。







1時間45分、ロンドン/オスローと同じ飛行時間でオスロからトロムソへ飛んだ。

SAS(サザンオールスターズではないよ)スカンジナビア航空。

先日のノルウェイ航空の着陸が風もないのにずどーん!という衝撃だったのに比べて、今日のSASは滑走路に頬ずりでもするような、着いたのさえ解らない程ソフトで上手なランディングであった。
何度乗っても何年経っても飛行機の離陸と着陸が大好きだ。




オスロー近辺には高い山を見かけなかったのだが、
北に飛ぶにつれ雪山がこれでもかというほど視界に入ってくる。



雪だ!雪。 雪山。いよいよ来たぞー トロムソ。




空からトロムソの地形図を確認。小さな町。何度も地図で確認したマラソンコースを目で追う。あそこをスタートしてあの橋を渡って、折り返してあっちへ行って、と、初めて見る町なのにもうすっかり把握。Googleマップの良き所と弊害…

空港も小さく設備もミニマム。町まですぐなのでターミナルを出てから駐車場を横切って市バス乗り場へ。特に値段の高いエアポートバスに乗るほどでもない。

町の中心でバスを降りて予約してあるアパートホテルへ徒歩。ベッドが狭い以外使い勝手良い快適なアパートだ。これから10日間マラソン前後をここで過ごす。




南極に近い町 ウシュアイアにも似た雰囲気。限りなく極地に近い町は似ているのだな。
レイキャビク風でもありアラスカとも共通するものがある。
色んな場所に行ったなぁ~。。。
今のトロムソは白夜じゃなくて、太陽が沈まないので24時間青空です。






夕食後 散歩に出た。

空が晴れて日の光が山を照らしていて綺麗だ。
これは午後10時頃の写真。


      
         美しい港町。             北極への入口。



      

写真右上はアパートの裏側。丁度零時を回ったところ。
黒いカーテンをひいて おやすみなさい。



トロムソの自然に魅了されハイキングへ。
どこを見回しても360度 絶景、ため息が出る。

美しい。美しい。美しい。。。




ケーブルカー乗り場の横に幾つかトレイルの入口がある。

よく解らんけどきっと山の上に行くんだろうとこの道を行く。


ぐるりんと回り込んだコースだった。
たっぷり雪が残っている。





トロムソの町を眼下に。。。(夏でも冬装備の我々)





ハット(山小屋内には天井まで届く雪が)

通り雨を避けようと山小屋内でランチにするが、冷蔵庫のように冷える。。。
雨を取るべきか冷蔵庫を取るべきか。。。
う~む、難しい選択。
芯まで冷えて耐えきれずに雨の中を歩き出す。






マラソンは中央に見える橋を往復する。
左から渡って左へ戻り、すぐ左折。


その後、下の写真の海岸沿いを右側までぐるっと全部回って折り返し、また海沿いを戻って町の中心でフィニッシュ。





  


帰路、トレイルの急斜面でずるりと滑って、またまた腰をひねる。
本当になよっとした情けない腰だこと。要とは呼べない我が根性なしの硝子の腰に失望。





スポットライトでも照らされたのかと思う強~い光にびっくりしてベッドを出て居間へ確認に行くと。。。。。

   窓から差し込む陽の光。雲が切れて斜め横から強烈に照りつけている。

           午前3時半
       別に超常現象でもなんでもない、ミッドナイトサン。
           カーテンを閉めなおしてベッドに戻る。


朝食時に奴豚 が、「今朝の朝日はすごかったね。サンセットは何時なんだろう?」

へ??! 何をおっしゃる子豚さん、あんたミッドナイトサンのこと知らずにトロムソに来たんか?』 と言いたいのをゴクリと呑み込んで、

サンは セットしないんだよ、この時期。」(我々のまわりを時計回りにぐるりとしてんだよ)

え??! 沈まないの?」…と、今さらながら驚いていた奴豚であった。

じゃ、マラソン終了後も外で遊べるし山へも行けるんだ」……ってあんたそんな。

マラソン後にそんなエネルギーが残っているんなら、何処へでも行ってくれや、止めないから…




ゼッケンピックアップ 6月29日(金)
 
エキスポ会場の市庁舎へ。 

メインストリートはこの旗で飾られている。
                     フルマラソンコース地図
         



ビミョーに遠い二人の距離。
顔は笑ってますが内心ちょいムカついておりまする。

そんな時もありますわな。


ひねった腰は痛みが引き始めたので多分大丈夫だろう。
遅い時間にフルマラソンを走るのは初体験。身体がどう反応するのか楽しみだ。
早起きしなくていいというのは気楽なものである。



20150619110152a8e.jpg