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続 アンナプルナサーキット


11/16 Day 7 Chame - Upper Pisang ( 3300 )
チャーメ→アッパーピサン

起床後ストレッチして早めに朝食。8時出発。

本日は予想5時間の行程を、きっちり5時間で歩き切る。
天気良し。午後から風強まる。
アッパーピサンは景色美しい村。超がつくほどのどかなところ。

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泊まったのは奴豚が村をぐるりと回って1番清潔だと言ったHotel Manang Marshyangdi。
その通りトイレはとても綺麗に掃除され、家族皆さん親切。
早くからストーブを焚いてくれ暖かいダイニングでゆったり。
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アッパーピサンに泊まるのなら 強力にお薦めする!!

この村には山のてっぺんに寺があるのだが、僧侶は揃って昼間の時間をこのロッヂで経典を読んで過ごしているので 寺に登らずとも 宿に居ながらありがたい時間が持てるのであった。
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お務めを終えた僧侶達と話す機会があった。
聡明で澄んだ目をした優しい顔立ちの青年達は ブータンから修行に来ているそうで、嬉しい事にブータンの人達というのは 我々日本人にとても良いイメージを持っていてくれるのであった。
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夕方 寺まで散歩。凍えながら夕陽を見ていたら留守番役の僧侶から熱いホットレモンを振舞ってもらった。
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11/17 Day 8 Upper Pisang - Manang ( 3540 )
アッパーピサン→マナン

夜明け前から起きていた。
ヨガして朝食。早く出発しようと試みるも奴豚の支度が鈍く出発8時。

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次の村 ギャルーへは見ただけで笑っちゃうほどのすっごい直登。
あの上まで登るのか……。 まだ体力あるので張り切って1時間で登りきる。

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景色素晴らしいー!

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本日は長丁場、7時間30分で夕暮れのマナン村へたどり着く。ボロボロに疲れたぞ。
弁当持参で歩いたのでチョコチョコ食べては休んでいたのだが くたびれた。
バラカ村からマナン村までの最後のストレッチは意地悪なほど長く遠く感じた。

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数軒見て決めたロッヂで さっさとシャワーする。ソーラー発電の場合、着いた客からシャワーを浴び、溜めていた湯が無くなったら その日は温水はお終いである。
なので 出来るだけ早く着くのが望ましい。


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マナンでは高度順応の為 誰もが2泊以上するので 急に人が多く感じられる。
そのせいで宿側も強気で、宿代はロハで良いとは言われず。WiFiも有料。




11/18 Day 9 Manang Ice Lake ( 4600 )
マナン 2日目 アイスレイクへの高度順応ハイキング

先のことを考え4千メートルを超える高みへ登る。
選んだのはアイスレイク。綺麗と言われたが、写真も綺麗だったが…。

4時間半かけて 辛い登りののちに見えた湖は コレですか? ってくらいの 池であった。
景色はゴージャスだが往復7時間30分の疲れるトレッキングは割りに合わない感じであった。
おそろしくくたびれて戻る。

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奴豚は前日シャワー浴びた後に外出した際 風邪をひいたらしい。
オマケにアキレス腱が痛いと言う。

昨日、今日と歩き疲れたので もう1泊マナンで休む事にする。




11/19 Day 10 Manang
マナン 3日目

奴豚の風邪、アキレス腱の痛みの為 静養。

トロンパス(峠) の天気予報とにらめっこ。
行くと決めたら 良いコンディションで越えたい。
なるたけ無風状態の日に決行したいのだ。寒いのは服を着込めば良いのだから。

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それにしても奴豚はいつも風邪引くんだ。参ったなぁ。自己管理が出来ない人なんだ。
ワタクシはと言えば、心配した腰も肩も大丈夫、頭痛もしない。ヨガのお陰か体調良く快食快眠快便。


夜のうちに水が凍るので 朝 水が出たのは10時半だった。さっそく洗濯して干す。
散歩して ACAP(アンナプルナ公園事務所)で天気予報チェック。

シャワー浴びるも髪は洗わない。少しくらい髪が汚くても風邪ひくよりいい。
午後3時過ぎたら 寒すぎて外出する気にならんので部屋でゲームして時間つぶす。




11/20 Day 11 Manang - Yak Kharka ( 4050 )
マナン→ヤクカルカ

4時間の楽なトレッキング。
途中 お茶して ゆったり。

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アンナプルナトレッキングが退屈な気がするのは サーキットでぐるりと回るので 景色が劇的に変化するわけではなく、似たような景色が延々と続くのが 少々飽きるとも言え、決定的にエベレストエリアとは違う点。

午後3時前に 既に日は山に隠れ あっという間に冷えてくる。
シュラフと毛布にくるまっていてもシンシン冷える。

着替えず着たきりスズメの2日間。
足と顔だけ拭いて 顔にクリーム塗りたくって シュラフの中で深呼吸してじーっと時間の経つのを待っていた。
鼻水が出るので奴豚の薬を貰って飲む。

もう山はしばらくイイかも…。4000メートルは寒いよー。何もする気にならない。





11/21 Day 12 Yak Kharka - Thorung Phedi ( 4450 ) Thorung High Camp ( 4925 )
ヤクカルカ→トロンペディ


流石に人が多くなってきた。トロンパス(峠) 越えは 日に100〜200名程度いるそうだ。
昨夜は部屋と毛布が暖かかったお陰で良く眠れた。

7時15分出発。トロンペディにロッヂは2軒なので 早めに着いて部屋を確保する為だ。
手袋している手がかじかむ。やがて陽が辺りを暖め始め 快適ハイクになった。


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ガイドで読んだトレイル状態より整備され歩きやすくなっていた。土砂崩れ部分も問題なく渡ることが出来た。

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予定通り3時間でトロンペディ着。

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ロッジは日当たり良く快適。トイレ付きの部屋を値切って200ルピーにしてもらう。
ベーカリーがあったので早速翌日用のパンを買い アップルパイを食べる。

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明日のトロンパス峠越えに備えて 次のハイキャンプと呼ばれる高所( 4925m )まで高度順応の為、往復する。
きつい登りだ。手ぶらだってキツイのに 明朝は暗闇の中バック担いで登らねばならん事を思うと気が重い。。。

オマケにハイキャンプの北側からトロンパスへ続く道が思いっきり凍っている。
しかも崖、滑ったら奈落の底まで行ってQである。
そこにいたガイドをつかまえて「凍っているが渡れるのか?」と聞いてみる。
途中まで様子を見に行ったガイドが「大丈夫だ」と言うのだが 不安が残ったのだった。

昨日、今日とパジャマに着替えず 着たまま寝ている。起きてすぐ出発できる。
明日はありったけの服を全部着て出発だ。




11/22 Day 13 Thorung Phedi - Thorung La ( 5416 ) - Muktinath ( 3760 )
トロンペディ→ トロンパス(峠)→ ムクティナート


長い長い1日。


同じロッヂに泊まった客と3時半に朝食のラーメンをすすり、同じタイミングで4時出発す。
ヘッドライトを頼りに岩ゴロゴロのトレイルをひたすら登る。キツイ。

沢山着ているので身体は暖かいのだが 手袋二枚重ねでも指先の感覚が無くなってくる。指をニギニギ動かしながらストックに力を込め 思いっきり身体を上へ持ち上げ、少しずつ登っていく。
出発時に水筒に入れてもらった熱湯がハイキャンプに着いた時には凍り始めていた。

ハイキャンプまで1時間。
お腹がゆるい。トイレへ行き 気を入れ直して トロンパスへの道へと向かう。

5時半 まだ暗い。

昨日 見た 凍りついた斜面へと足を踏み入れる。

前の人について慎重に一歩一歩 歩みを進める。ストックに力が入る。
怖いと思ったら余計に固くなる とは分かってはいたが…。

凍った部分の半ばまで行ったところで 滑った。右足がズルッと。
膝をつき、立て直そうとしてまた滑った。

後ろに居た奴豚がバックをつかんでくれたお陰で そのままツルリッとは行かなかったが、恐怖で身体が凍りついてしまった。

動けない。一歩たりとも動けない。

横は崖、深い谷。もう駄目だ、ニッチモサッチモ。なんとかこの状況から脱出せねば、だが何も出来ない。
奴豚が大きな声を出して先に渡っているガイドに助けを請う。
ガイドが戻って来てくれ 引きずるように連れて斜面を渡らせてくれた。
彼がいなかったら私は今こうしてブログなど書いてはいないだろう。


それから。。。 長い長い1日だった。

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トロンパス(峠) へ向けて永遠と思える長い登り。心底ポーターを頼めばよかったと思った。
Thin Air 空気が薄いせいで、余計に荷物が重い。斜面はあちこち凍っている。


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中国人グループはヤクに乗って楽々登って行く。
そのヤクが役目を終えて降りて来たのを見て 思わず涙が頬を伝った。
もうすぐ峠だ、と思ったら泣けてきた。2人無言で泣いた。



4時に出発して峠に着いたのが9時45分。高度5416m。

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やっと終わった、と思うのも束の間、反対側から登ってきた男性が「トレイルは氷で滑って大変だった」と言うので、血の気が引いてしまった。予想はしていたが峠で終わったなどとうかうかして気を許していられない。

DSC02984 copy記念写真撮り そそくさと降り始める。
雪の部分は大丈夫だ。問題は凍った斜面。


迂回しながら雪に足を取られながら 危険と思われる部分では他の助っ人の手を借りながら なんとか下った。




ムクティナートに着いたのは 出発から12時間後の午後4時だった。

宿に入りシャワー浴びてシュラフに包まって今日1日のことを考えていたら恐怖が襲ってきた。
これをアフターショックと呼ぶのだろうか。震えがきて泣けてきた。

私を支えようとした奴豚もろとも滑落していたかもしれない。
[ 邦人女性55歳 アンナプルナで滑落死か? ] と ニュースの 見出しを飾らなくて 本当に良かった。


これからアンナプルナサーキットへ行かれる方、ワタクシのように滑るのが怖いと思うのであれば、必要ないと言われても、重くても、アイゼンを持参することをお勧めします。




11/23 Day 14 Muktinath - Kagbeni ( 2810 )
ムクティナート→カグベニ

足が痛む。マメを潰して消毒しケアする。

ムクティナートは荒涼とした土色の山の中に煌びやかな寺が立つ村。
寺好きでも歴史家でもない我々は、見学もせず カグベニという村へ移動する事にした。

ゆっくりめに宿を出る。
宿の青年から、カグベニに泊まるならお勧めがあるからと、その宿の名刺をくれ、裏に一筆書いてくれた。「部屋代無料」と。


カグベニへ行くには2通りの道がある。遠回りの上の道が素晴らしい。

今までで1番心地よいトレッキングだった。昨日降りて来たトロン峠を背に見ながら歩いていく。
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なだらかに下る道。小さく静かな平和な村々を通り、お爺ちゃんお婆ちゃんから林檎を譲ってもらい 食べながら歩く。

トレッカー少なく 依然として昔ながらの風情の残る とてもネパールらしい素敵な道であった。
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ムスタン王国の入り口であるこの辺りの景観は 広大 雄大。
大地の広さ 己の小ささをしみじみ思い知らされる。強風で砂が飛ばされてきて痛い。

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約4時間でカグベニを遥か上から見下ろす丘の上に立つ。足をすくわれそうな強風だが素晴らしい眺めだ。

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ネパールはなんて美しい国だろう。。。


カグベニは村の中を川が流れる 穏やかな村である。
小さな牛が道をのんびり散歩している。家へ戻るのか水でも飲みに行くのか。
陽だまりの地べたにに皆さん座って 糸を紡いでいたり 木を切っていたり。見るからに平和な感じがする。

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なーんちゃって applebeeカフェや お決まりの ヤクドナルド、セブンイレブンもある。
林檎の里として有名な地方で 店にはアップルパイやアップルジュース、アップルサイダー、アップルブランデーが売られている。
オバチャンが 「自家製!」と胸を張るアップルブランデーを1本、ヤクのチーズを100g 購入し、奴と乾杯す。
アップルサイダーも飲んでみた、甘くて美味しい。
久しぶりのアルコールである。ご褒美ご褒美。( なんの?)

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11/24 Day 15 Kagbeni - Marpha ( 2670 )
カグベニ→マルファ

朝 6時。寺から経を読む声が聞こえてくる。
静かに 滑らかな音楽のように身体に染みてくる。素敵な目覚まし。


桃源郷と謳われるマルファ村へ向かう。

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トレイルは所々ジープ道と絡みながら、なるたけ土埃の道を避けて歩く。
廃れた茶屋や 住んでいるのかいないのか 廃屋のような家を通り越し 大都会とも呼べるジョムソンへ着く。

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ここには空港があり 朝のうちだけポカラやカトマンズへ小型機を飛ばせている。ポカラまで15分、8千円。
バスも走っている。バスはポカラまで乗り換えで1日かかるが1500円。我々は徒歩で下るのだ。

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マルファは 砂漠の中のオアシスのような村だ。
真冬の山々から下ってくると、秋深まる木々が日にきらめき 農地で牛と鋤を使って畑を耕す人々、白く塗られた壁が明るく、水の流れる音さえ音楽を奏でるような気がする美しい村で 思わず笑顔になる。
噂通りの素敵な村であった。
ここで2〜3日 洗濯したり足休めするのである。

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宿はネットで調べておいたニールというゲストハウス。
早く着いたので部屋を選ばせてもらう。評判よい宿なので女将さんは強気で部屋代交渉は100円引きの一泊200円。
温シャワー水洗トイレ付き、庭に面した可愛いロッヂである。古いのだが 暖かい雰囲気が気に入った。

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11/25 Day 16 Marpha
マルファ2泊目

WiFiの繋がりが良いので、朝5時からシュラフの中でネットしていた。

2670m、朝方は冷える。ゆっくり起きて遅い朝食。あぁ贅沢。
陽射しが強まったので洗濯。日なたに干してひと仕事終えた気分。

村を散歩、ゆっくりのんびり歩く。寺の高台に登り一望する。

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車道は村の外をバイパスするので 村の中は静かだ。
思ったより小さな村だが 広い畑とりんご畑を懐に包むように扇型に広がり、山を背にして中央に高い寺が建ち バランスが良い。
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言われる通り桃源郷のようだ。いい村だなぁ。

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牛や鶏や山羊と住居を共にしている。
細い路地に面した門の隙間から覗くと、先ずは藁葺きの家畜達の住まい、その奥か上に人の住まいという感じだ。
林檎の収穫が終わった今は トウモロコシを干している。

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アップルパイ食べ、紅茶にアップルブランデーをたらし、あまりの美味しさにアップルクランブルケーキをお代わりし さらにまたブランデーをあおる。
ヤクのチーズも見つけてきて チーズ食べてはブランデーをちびり。

う~ん、生きてて良かった。




11/26 Day 17 Marpha
マルファ3泊目

今朝も洗濯。これですっきり。数日はいい匂いだろう。

ダウラギリへ向かう分岐なので サイドトレッキングをしようと思えば 四方八方に素敵なトレイルが伸びているのだが、敢えて何処へも行かず 腰落ち着けパイを食べまくっている。

足のマメも完治した。

ブログもせっせと書いたぞ。

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さて、また明日からトレッキングの始まりだ。

気力が充実したらアンナプルナベースキャンプへ登る可能性もあるかもしれぬ??
いや、ないかな。ま、せめてプーンヒルまで頑張ろう。




ポーターさん達は こんなに背負ってもスタスタです。
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流石に ニワトリと卵をカゴごと運んでいたのは かなりきつそうでした。。。
  クイズ: ニワトリが先か卵が先か。。。?   答えは ポーターが先!  (おそまつ)



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