2015/10/25 12:39:29
ペナン暮らしも終盤。
もうすぐ帰国なので 今まで全くしていなかった観光をば 少々。
世界遺産のジョージタウンに暮らすんだからね。
玄関出りゃぁ どれもが遺産
…… そう言うなら この家も遺産のひとつか。。
ブルーマンションへ行ってみた。

ガイドツアーあり。
11:00 の回に参加。説明してくれる男性のお話が面白すぎ。
興味深く 楽しい1時間だった。
17リンギ。
ここは高級ホテルでもあり 宿泊可能。
ブルーマンションですからね 壁はどこもブルー。


中国の風水を取り入れた 縁起のいい作り。全てが美しい。
とても100年以上たっているとは思えない。
修復にかけた莫大な費用を創造す。買い取った人はよっぽどのお方だろう。。。



これはけっして食器としての茶碗ではなく。。。
これを砕いて モザイクにして 壁の飾りに使用している。
中国から職人を呼んで 長い期間かけて 復元。

壁の上部にある飾りが このモザイク。
もともとの持ち主は 裸一貫から富を築き上げ、のちに 名だたる大銀行の立ち上げや パナマ運河建設にも投資したという男性。
16歳で中国からペナンに渡り 水汲みからスタートし、正直で働き者だったことを奉公先の大旦那に認められてお嬢さんを嫁にもらったそうな。大旦那の遺産を元に 商売を始めて大繁盛。8人の妻を持ち5世代が同じ屋根の下で暮らしたそうな。
シンガポール、インドネシア、中国、香港にも邸宅を持ち それぞれ妻をそこに住まわせ、幸せに暮らしたという。
アジアのロックフェラーとも呼ばれ、1916年に亡くなった際には オランダと英国船籍は 彼の家紋の旗を注文して 半旗で掲げ その死を悼んだという。
彼の死後、 巨万の富も 馬鹿者の子供達により 無に帰したそうな。