2017/05/01 15:08:02
マルセイユを発つ日。
重たい雨雲の朝。
降り出す前にと早めに友人宅を出て空港へ。
マルセイユ駅の横からシャトルバスが15分おきに出ており 空港までは約30分、便利である。
奴豚はエアフラでパリまで、牛美はミュンヘン経由羽田行き、それぞれチェックインして 奴豚が一足早く発っていった。
ルフトハンザのミュンヘン行きシティリンク便は小型機で スルンとゲート入りしたと思ったら すぐに折り返しで スムーズに機内に収まった。
上昇し、下の雲の層を抜けたと思ったら さらに上にまた雲の層。
どうやら雲のサンドイッチ状態のなかを飛んでいるようで景色は見えず。
たった1時間15分の飛行時間だが 軽食のサービスがあるんだ。
小さめのサンドイッチは二種類から選択出来、これがなかなか美味い。さらにお酒のサービスもあるんだ、これが。ルフトなかなかいいぞ。
とはいえども ミュンヘンの乗り継ぎ時間が短いので 昼から飲んで酔うわけにはいかぬので ここは大人しくトマトジュースにしておく。
先日ネットで読んだのだが、飛行機に乗るとトマトジュースが飲みたくなるというのは実は私に限らず 一般的なようで、気圧と騒音が味覚に作用するんだそうな。
トマトジュースつながりで ふと、客室乗務員をしていた頃、機内でよくカクテルを作った事を思い出した。
私が乗務していた航空会社はありとあらゆるカクテルが作れるようにギャレーにはなんでも完備してあった。
もちろん作るのは我々なのでカクテルブックのようなアンチョコを持ってフライトしていたのだが、酒好きの私にとってはお安い御用の大歓迎。

ま、大概はジントニックやカンパリオレンジとか簡単な注文だったが、
一番人気は何と言ってもブラディマリーで、
自分が好きなもんだから作り方にも念をいれたものだ。
ドライとスウィートマティーニなどは頼まれてもいないのに飲みませんか?と勧めてみたりもして。。。

とは言ったがこれはあくまでも時間的に余裕があり満席でない場合で、
短距離で満席の場合は そりゃぁもう迷惑な話であったわけで。。。
今でもカクテル作ってるのかなぁ。。。 あの会社。
それとも すでに混ぜてあるカクテルミックスのようなものを使っているのかもしれないなぁ。

昔はなんでも手作り 手からのサービスで 食事のトレイもいちいちひとつひとつギャレーから手で運んだもんだった。
今は通路にカートを押していくだろうけど、当時一つのフライトで通路をいったいなん百往復したことだろう。。。
以前はミールサービスというと運動会みたいだったもんなぁ。。。
懐かしい思い出だ。
羽田までスムーズに飛んで 帰国なり。