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我々の四駆車ドライバーは落ち着いた中年男だった。
名前はアブラモ。無口でボソボソと説明をしてくれる。むろんスペイン語で。



このツアーの良し悪しは 要は会社ではなく、各ドライバー個人によりいかようにも変わってしまうのである。
いいドライバーに巡り合わせればツアーはいいものになる。もちろん逆もあり得る。
アル中だけには遭遇したくない。



同乗者は我々を含み6名。スイス人とドイツ人のカップル。ブラジル人の若者二人。車内はスペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、英語と日本語であった。ツアー中、必要な事はスペイン語に堪能な者が通訳してくれ不便は感じなかった。




初日はどんどん高度が上がる。コカの葉を噛み噛み、大量の水を飲み飲みと、高山病にかからないよう注意する。

白い湖、緑の湖、赤い湖、どれも塩分を含んだ沢山の湖を巡る。


      

      






    ボリビアはフラミンゴの宝庫である。





活火山の多いこの辺りは温泉もあるんだ。
すごい勢いで湯煙を吹き上げるさま。覗き込むとボコボコ言っていて怖い。


      


ひとっ風呂浴びて行く事に。今宵はシャワーなしだそうだからね。

       



第一夜目、宿泊は水も電気も無い山小屋に全員が同室と聞いていたが、到着してみると水も電気もあり、部屋にはベッドが7つ、夜間は零下になると言われていたが、毛布も沢山あり寒くはなかった。

      


このツアーで一番の高度5千メートルにあるコロラド湖畔。赤い色をした湖には赤いフラミンゴが沢山いる。
ご存知かと思うがフラミンゴがピンク色をしているのは赤い藻を食べるからである。

      


遅い昼食を4時に取り、5時にはお茶と菓子が出され、湖畔を散歩。強風で寒ーー!


      



暮れ行くピンクの空を見ながら夕飯を待つ。8時過ぎに夕飯。食事は簡素だが場所と状況を考慮すれば “充分すぎてありがたい” 程であった。他のツアーメンバーは文句を言っていたが、我々は予習していたのでそれ以上の期待もせず、感謝していただいた。

夕食を済ますともうする事はない。ツアーメンバーと歓談し打ち解けた所で早々とベッドに潜り込んだ。
高山病予防の薬を飲んで寝たら 嘘のようにぐっすり熟睡してしまった。




二日目。6時朝食と言われていたので5時45分起床。

服着たまま寝たので ささっと準備してまだ暗い戸外に出てみると、どうもオカシイ。。。食堂もどこも真っ暗。誰もいない。。
??? と思って食堂のある棟に近づくとドライバーが2人ヒソヒソと立話中。もしやと思い聞いてみた。「今、何時?」 クールに2人が答える「4時50分」 あぁそう、やはり時差があったのか。昨夜のうちに教えてくれよな、と思いながら 外で用を足して部屋に戻り 他のメンバーに伝える。皆 速攻でベッドに潜り込んだのだった。



さて、冷たいパンケーキにジャムの朝食を済ませ すぐに出発。
他のツアーが到着する前に絶景を見せてくれようという運転手アブラモの配慮であった。
誰もいない 四駆の砂煙もない 静けさの中の奇岩の景観を楽しみ散歩する。
30分もすると、次々と四駆車が集まり始め ガヤガヤと観光地化してしまった。

       「アブラモ 素敵なひと時をありがとう。」

        



さて、次へ次へとスケジュールをこなし 湖をめぐり 変わった景色を眺め、リャマやチンチラも見、どこへ向かっているのか 土地勘のない人にはわからない 道なき道(実際はそこが道なのだろうが。。。)を進み、川を渡り丘を超え ウユニの町を目指した。



       



故障車がいると皆が助け合う。明日は我が身かもしれぬ。

タイヤが外れた車を皆で修理。各車それぞれがボルトをひとつずつ提供し、ツアー再開。
故障は日常茶飯事。そんな時は散歩したり用を足しに行ったり、気長に待つべし。




ウユニの町の外れには、鉄道車両の墓場がある。

      





もう何処へも行けなくなった車両達。
遊び場にもなっているようだ。





近隣の村の古い教会を訪ねてみる。




今、ボリビアは雨期で塩湖に水が溜まるのを待っていたのだが、逆に降り過ぎで洪水状態。ボリビア政府は安全対策としてウユニ塩湖へのアクセスをウユニ町側からの一箇所に制限したので、ツアーの中身も従来とは違って 二日目にして既にウユニの町へ行く事に変更されていた。
ウユニ塩湖内にある「魚の島」と呼ばれる場所へは立入禁止だった。
いいんだ、ウユニ塩湖の鏡張りさえ見られれば、それ以外の望みはない。

完璧な鏡張りの景観を見るためには ある一定の条件が揃わねば無理である。
雨水が溜まっている事は論外としても、天気が良い事、無風である事と雲が多すぎない事が重要なファクターになる。風が吹いて湖面が波立つと鏡にはならない。。。

取り敢えずチャンスは一度。明日の天気は如何に。。。
自分の強運に かなりの自信を持って 守護霊にお願いをして 明日に備えて寝る事にした。


明朝の出発は5時である。
ブラジル人が必ず集合時間に遅刻するので 一言 キツく刺しておいた。

「1分でも遅刻したら置いて行く」と。






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