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12月3日

DAY14:タンボチェーナムチェ 標高38303440 宿泊先: Hotel Tibet


鏡を見ない毎日。以下は道中 自分がこんなだったとは。。。と思う 写真。
:タンボチェの凍える朝 起床直後に湯たんぽを頬ズル。 :日向ぼっこでウトウト、まるで男だ。:トレッキング中。
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DSC09783 copy3000メートルより上に行くと運搬の担い手はヤクになる。体毛は長く尻尾の毛は美しい程たっぷりで心根も優しいらしいが角は逞しい。

3000メートル以下はゾッキョで、もっと低地に行くとロバや牛達と分かれている。


…が、最強は 人間である。
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荷役=シェルパと誤解する人もいるかもしれぬが そうではなく シェルパとはヒマラヤ高地に暮らす民族のことである。
生まれつき高所に順応し強靭な体を持つ為 高山地帯での荷役やガイドとして活躍しているのである。
シェルパ族の多くは 苗字がシェルパである。
シェルパ族以外で荷役を生業としている人は「ポーター」と呼ばれるべきで、我々同様低地に生まれ 我々同様にゆっくり登ることで高地に順応する普通の人達だ。


DSC00005 copy 左:我々の荷物。

飛行場のあるルクラから先は 全ての物が 人や動物に背負われて運ばれる。全てだ。
水、食物、ガスボンべ、ベニヤ板、ガラス、、、生活するために人間が必要とする全ての物が背負われてやってくる。
建物のひとつひとつのパーツも 寺の装飾品も。

小さな体で冷蔵庫を担いでいる少年とすれ違う。振り返ってずっと見ていた。休み休みゆっくりと登って行く姿に言葉がない。彼だけじゃない、皆 荷役を職業にしている人達は 少しでも多く、出来るだけ頻繁に運搬するのである。
聞けば、重い荷を担ぐ人はカースト制度の低い人達だそうだ。強くなければ生き延びることは出来ない。
上へ登れば登るほど物価が上がるのは当然なのである。




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さて、モネストリーの笛の音で起床し、朝食を済ませ(ツァンパのお粥はNGだった)、9時半出発。
ナンダを家に返すべく ナムチェまで下るのである。ナンダが数日前から「3日にナムチェでバイバイね」と言い始めたので希望を汲んでナムチェへ向かうことにしたのである。(なんて親切な我々)

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タンボチェで別れても良かったのだが、奴豚はまだ咳込んで体調悪くタンボチェは凍える程寒く、ナムチェでゆっくりするのはいいアイディアに思えた。

右は MONGの村落。

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キャンジュマKHYANGJUMAのマニ車。

ここには景色の良いベーカリーカフェがあり、後日出直して来ることになった場所。





DSC09917 copy下り35分・登り45分・あとは平坦、、ってちっとも平坦じゃないじゃん。
ネパリフラットと呼ばれるトレイルを登り下りして疲労が出始め 二人共不機嫌になったところでナムチェ着。
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ネパリフラットとは、ネパール人には平坦な道だが我々には大層なアップダウンの連続の道の事だ。





DSC09796 copy途中、寒風で真っ赤に染まったほっぺの鼻垂れ坊主の手をひき、背の籠に赤ちゃんを背負った女性とすれ違い、自分が小さかった頃を思い出した。

幼い自分と当時の母と父。外の七輪で食事の支度をし ブリキの洗濯板で水の冷たさに手を真っ赤にして洗濯していた母。いつも仕事で居なかった父も、台風が来る度 ずぶ濡れになって外壁の修繕をしていた夏の夜。
ひびで切れた指に桃の花ハンドクリーム。ストーブの上の餅。庭の池と 祭りで買ってきた金魚を狙う野良猫。
愛おしい記憶の断片達、歩きながら目頭が熱くなる。

便利ってなんだろう、必要なものってなんだろう、幸せってなんだろう、、、何10年も変わらないここの暮らし…。ヒマラヤの山は、不便でも不便さが愛おしい、優しい気持ちになれる場所だった。



ナムチェに着きナンダに御礼を言い別れた。彼はこれから2日かけて家に戻る。
チップとして今迄先払いした分も含め7千ルピーを渡す。ガイド/ポーター料として予め旅行社に支払った分の何%が彼に渡るのか、我々は知るすべもないが、チップ25%は妥当な額だと思う。
渡しすぎだと言う人もいた。連日 金の話をされ 旅程を変更せざるおえない心境にさせられた事を思えばそうかもしれない…が、彼が居てくれて良かったのは事実。
7千円って、ケチな我々でも 東京で居酒屋へ行ったら一晩で使う額じゃないか、(2人分よ、それも良いめの店、我々ケチくさいから…。)これで帰りにちょいと酒でも飲んでくれたらいいじゃないか。(ナンダが後半、キッチンでチョロっと酒を飲んでいたのは匂いでわかっていた。酒飲む余裕があるなら金の話するなよ、と思ったんだがね。)


ナムチェの宿は南向きで終日乾いて暖かい心地良い部屋である。
気の済むまでここでゆっくりしよう。




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